赤ちゃんが欲しい 2019 秋 掲載中です。 ~トラブルがあっても妊娠できる~
妊娠に関わる「トラブル」といえば、
子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫、多嚢胞性卵巣、卵管閉塞など状態として問題があるもののほか、
黄体機能不全、低AMH、高FSH、高プロラクチン血症、など血液検査をして発覚するものが挙げられます。
検査で問題が見つかると、手術や薬の治療でうまくいった場合はよいですが、妊娠するまでに再発したり、初めは効いていた薬が効かなくなったりすると辛いですね。
「不妊の原因はコレだったのか!」と意を決して「原因の治療」を受けたのに、結局、妊娠できないときはどうすればよいのでしょうか。
漢方的な考え方によると、ひとつは、カラダそのものの本質は変わっていない、もうひとつは、それだけが不妊原因ではなかった、ということかと思います。
カラダそのものの本質、つまり長年の体質に変わりがなければ、過去の積み重ねで発症した病態が再発するのは当然のことかもしれませんし、病名が違う”似たような病態”が発生することも想定されます。
そして、ご承知の通り、不妊は病気ではなく状態を示す表現ですから、その要因も多岐に及ぶことがあり、その人にとっての「トラブルの原因」を解消しなければならないわけです。たとえば、子宮内膜症だが妊娠しました、という方の場合は、子宮内膜症は不妊のきっかけのひとつだったのかもしれませんが、他にも原因はあったのかもしれません。
明らかに妊娠を妨害してしまうほどの病態がある場合は、ある程度ご自身でも何らかの自覚症状があると思います。
たとえば、痛み止めが必要なほどの生理痛や、不安定な生理周期や、貧血になるほどの経血量など、カラダのサインを見逃さずに、早めに漢方で本質的な体調を整えていくことをおすすめします。
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