生薬・和漢じてん

『一陽館薬局』が独自開発した製品

生薬成分には、医薬品に分類されるものと、同様の効果が確認されていても医薬品の分類から外れる、いわゆる和漢があります。
また、古来からの漢方理論に現代成分の効用を組み合わせることで、双方のメリットを生かして、より適切なアプローチが期待されます。

そこで『一陽館薬局』では、従来の漢方の概念だけではカバーしきれない効用を実現するために、あえて医薬品にこだわらない和漢などの有用成分を採用。現代人のためにアレンジした製品の開発に成功しています。

『一陽館』が考える「不妊体質」

私たち『一陽館薬局』は、1000例を超える子宝相談を行い、妊娠実績を積み重ねる中で、「不妊体質」とは、漢方的臓腑である六臓六腑の「脾」と「腎」(ときには「肝」も)の働きが悪くなった状態であることを発見しました。

ここでは、『一陽館』が、そのような「不妊体質」の方々の体質改善のために用いている生薬・和漢成分の一部をご紹介しています。

※日本薬局方収載品目(医薬品)と起源が同じものは、「婦人科漢方処方例」「配合目的」を表示し、オリジナル成分は薬能(伝統的使用例)を示しています。

【あ行】

アキョウペプチド末(あきょうぺぷちどまつ)

【婦人科漢方処方例】

芎帰膠艾湯、温経湯、猪苓湯など。

【目的】

安胎・補血・補陰・止血などにより、月経やホルモンバランスを整える。

EPA(いーぴーえー)

必須脂肪酸(ヒトの体内ではほとんど作ることができない)の一種で、1960年代にその働きが発見されて以来、血液の性状を健康に保ち、特に血栓や高脂血症を防ぐことから、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞を予防するという働きがあるということが世界中の医学者によって研究され、日本でも治療薬として使用されている成分である。

血液の粘度、いわゆる血液サラサラに重要な赤血球の柔らかさに関して比較したヒトの試験では、EPAを摂取した時はEPAが赤血球の膜に取り込まれて赤血球自身が柔らかくなり、血液粘度も低下する(サラサラになる)ことが確認されたのに対し、DHAを摂取した時はEPAよりも赤血球膜に取り込まれにくく、赤血球の柔らかさと血液粘度のいずれも改善が認めらなかったことも報告されている。

【か行】

艾葉(がいよう)

【婦人科漢方処方例】

芎帰膠艾湯など。

【目的】

安胎・止血・止痛・鎮痙作用により、月経痛・腹痛・貧血・子宮出血・血尿など。

牡蠣肉エキス(かきにくえきす)

【薬能】

ビタミン、ミネラル、アミノ酸を豊富に含みます。

【目的】

滋養強壮、疲労回復など。

カワラタケ末(かわらたけまつ)

【薬能】

健胃・安神・抗腫瘍・抗アレルギーなど。

【目的】

加齢による体力低下や慢性疲労を回復する。

胡桃抽出物(くるみちゅうしゅつぶつ)

【婦人科漢方処方例】

人参胡桃湯

【目的】

温性・補陽により体を温め元気を補う。

鶏血藤(けいけっとう)

【薬能】

温性の活血・補血作用、舒筋活絡(じょきんかつらく)(関節や筋肉のこわばり、けいれんをゆるめ伸びやかにし、気血の流れをよくする)作用を併せ持つ。

【目的】

冷え症、血流の鬱滞<瘀血(おけつ)、血の道症>による月経障害や無月経、貧血性、腰や膝の倦怠と疼痛、筋肉の麻痺やしびれなど。

桂皮(けいひ)

【婦人科漢方処方例】

桂枝茯苓丸、折衝飲、芎帰調血飲第一加減、帰四逆加呉茱萸生姜湯など多数。

【目的】

発汗、解熱、鎮痛(頭痛、身体疼痛など)、鎮静(のぼせ)、鎮痙など。

紅花(こうか)

【婦人科漢方処方例】

通導散、折衝飲など。

【目的】

血液のうっ滞を除去して血液循環を良くし、痛み(生理痛、後陣痛など)を和らげる。

粳米(こうべい)

【婦人科漢方処方例】

麦門冬湯、白虎加人参湯。

【目的】

補陰・健胃により、気力を高める。

高麗人参(こうらいにんじん)

【婦人科漢方処方例】

補中益気湯、温経湯、十全大補湯、当帰芍薬散加人参など多数。

【目的】

補気・理気作用による健胃、意欲や気力を高める。

【さ行】

三七人参(さんしちにんじん)

【薬能】

「理血薬」として分類されていて、心臓に直接働きかけ、循環器系統へ作用することが知られている。積極的に血液に関与し、優れた滋養を表すことから心臓病や高血圧にも用いられる。

【目的】

理血活血去瘀剤として蓄血、血瘀による内出血、性器出血、疼痛、腫脹、月経痛などの改善に用いられる。

芍薬花(しゃくやくか)

【婦人科漢方処方例】

当帰芍薬散、温経湯など。

【目的】

鎮痙、補血・鎮痛・抗炎症作用などにより、無月経、腹痛、出血などに用いる。

生姜(しょうきょう)

【婦人科漢方処方例】

六君子湯、温経湯、加味逍遙散、補中益気湯、芎帰調血飲、帰脾湯など多数。

【目的】

体を温め、健胃・抗アレルギー・抗炎症作用などにより、新陳代謝の改善、腹痛などに用いる。

鼈末(すっぽんまつ)

【薬能】

解熱・強壮・調経

【目的】

補陰・強壮により精力を高める。

蘇葉(そよう)

【婦人科漢方処方例】

香蘇散、半夏厚朴湯、神秘湯など。

【目的】

気逆、気鬱、湿性咳および胸部の不快感改善により、気分のふさがり、胃腸機能低下、風邪などに使用される。自律神経をととのえる。

【た行】

桃花(とうか)

【婦人科漢方処方例】

桂枝茯苓丸、桃核承気湯、大黄牡丹皮湯、折衝飲など。

【目的】

駆瘀血(瘀血に起因する症状、イライラ、のぼせ、頭痛、生理痛、下腹部痛などの改善)

【な行】

棗エキス末(なつめえきすまつ)

【婦人科漢方処方例】

六君子湯、当帰建中湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、芎帰調血飲第一加減、芎帰調血飲、帰脾湯、など多数。

【目的】

「補気薬」であり、薬性の緩和・強壮・補血・精神安定作用などに用いる。

肉蓯蓉(にくじゅよう)

【婦人科漢方処方例】

固精丸、地黄飲子など。

【目的】

体を温め、強壮・強精により、遺精、不妊、精力低下に用いる。

【は行】

ハクカ葉(はくかよう)

【薬能】

「固渋薬」に分類され、イチョウ葉エキスは、末梢血管障害や脳血管障害治療薬としても用いられる。

【目的】

毛細血管の駆瘀血作用による血流改善。

【ら行】

竜眼肉(りゅうがんにく)

【婦人科漢方処方例】

加味帰脾湯、安神養血湯、参茸補血丸など。

【目的】

「活血薬」に分類され、体を温め、補血・滋養強壮により、産後の体力回復、貧血予防などに用いる。

鹿角(ろっかく)

【婦人科漢方処方例】
鹿茸大補湯など。

【目的】
活血・ 消腫・ 補腎などによる、強精・強壮。

<参文献一覧>

漢方の一陽館薬局

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