生薬・和漢じてん

生薬成分には、医薬品に分類されるものと、同様の効果が確認されていても医薬品の分類から外れる、いわゆる和漢があります。

また古来からの漢方理論に現代成分の効用を組み合わせることで、双方のメリットを生かして、より適切なアプローチが期待されます。

そこで一陽館薬局では、従来の漢方の概念だけではカバーしきれない効用を実現するために、あえて医薬品にこだわらない和漢などの有用成分を採用。現代人のためにアレンジした製品開発に成功しています。

※日本薬局方収載品目(医薬品)と起源が同じものは、「婦人科漢方処方例」「配合目的」を表示し、オリジナル成分は薬能(伝統的使用例)を示しています。

六臓六腑

■一陽館が考える「不妊体質」

六臓六腑の「脾・腎・肝」の働きが悪くなった状態を「不妊体質」と捉えています。

体や生命を維持するエネルギー

●ハクカ葉

…銀杏(白果=イチョウ)葉

【薬能】

「固渋薬」に分類され、イチョウ葉エキスは、末梢血管障害や脳血管障害治療薬としても用いられる。

【目的】

毛細血管の駆瘀血作用による血流改善。

●桂皮

…桂枝(桂皮の「日本薬局方外生薬規格2015収載品」の小枝の部分=桂枝を漢方では用いる)

【婦人科漢方処方例】

桂枝茯苓丸、折衝飲、芎帰調血飲第一加減、帰四逆加呉茱萸生姜湯など多数。

【目的】

発汗、解熱、鎮痛(頭痛、身体疼痛など)、鎮静(のぼせ)、鎮痙など。

●蘇葉

…紫蘇の葉

【婦人科漢方処方例】

香蘇散、半夏厚朴湯、神秘湯など。

【目的】

気逆、気鬱、湿性咳および胸部の不快感改善により、気分のふさがり、胃腸機能低下、風邪などに使用される。自律神経をととのえる。

●高麗人参

【婦人科漢方処方例】

補中益気湯、温経湯、十全大補湯、当帰芍薬散加人参など多数。

【目的】

補気・理気作用による健胃、意欲や気力を高める。

●肉蓯蓉

【婦人科漢方処方例】

固精丸、地黄飲子など。

【目的】

体を温め、強壮・強精により、遺精、不妊、精力低下に用いる。

●鼈末

…すっぽん(漢方では土鼈甲)

【薬能】

解熱・強壮・調経

【目的】

補陰・強壮により精力を高める。

●粳米

…玄米

【婦人科漢方処方例】

麦門冬湯、白虎加人参湯。

【目的】

補陰・健胃により、気力を高める。

●胡桃抽出物

…くるみ(漢方では胡桃仁)

【婦人科漢方処方例】

人参胡桃湯

【目的】

温性・補陽により体を温め元気を補う。

●カワラタケ末

…霊芝

【薬能】

健胃・安神・抗腫瘍・抗アレルギーなど。

【目的】

加齢による体力低下や慢性疲労を回復する。

●棗エキス末

…(漢方では大棗)

【婦人科漢方処方例】

六君子湯、当帰建中湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、芎帰調血飲第一加減、芎帰調血飲、帰脾湯、など多数。

【目的】

「補気薬」であり、薬性の緩和・強壮・補血・精神安定作用などに用いる。

●鹿角

…鹿の角は毎年生え変わる。幼い角を「鹿茸」、老角を「鹿角」という。

【婦人科漢方処方例】

鹿茸大補湯など。

【目的】

活血・ 消腫・ 補腎などによる、強精・強壮。

●生姜

【婦人科漢方処方例】

六君子湯、温経湯、加味逍遙散、補中益気湯、芎帰調血飲、帰脾湯など多数。

【目的】

体を温め、健胃・抗アレルギー・抗炎症作用などにより、新陳代謝の改善、腹痛などに用いる。

体に栄養を与え、組織を維持する体液(赤色)

●EPA

必須脂肪酸(ヒトの体内ではほとんど作ることができない)の一種で、1960年代にその働きが発見されて以来、血液の性状を健康に保ち、特に血栓や高脂血症を防ぐことから、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞を予防するという働きがあるということが世界中の医学者によって研究され、日本でも治療薬として使用されている成分である。
血液の粘度、いわゆる血液サラサラに重要な赤血球の柔らかさに関して比較したヒトの試験では、EPAを摂取した時はEPAが赤血球の膜に取り込まれて赤血球自身が柔らかくなり、血液粘度も低下する(サラサラになる)ことが確認されたのに対し、DHAを摂取した時はEPAよりも赤血球膜に取り込まれにくく、赤血球の柔らかさと血液粘度のいずれも改善が認めらなかったことも報告されている。

●鶏血藤

【薬能】

温性の活血・補血作用、舒筋活絡(じょきんかつらく)(関節や筋肉のこわばり、けいれんをゆるめ伸びやかにし、気血の流れをよくする)作用を併せ持つ。

【目的】

冷え症、血流の鬱滞<瘀血(おけつ)、血の道症>による月経障害や無月経、貧血性、腰や膝の倦怠と疼痛、筋肉の麻痺やしびれなど。

●桃花

…モモの花、種子は桃仁として漢方薬に配合されている。

【婦人科漢方処方例】

桂枝茯苓丸、桃核承気湯、大黄牡丹皮湯、折衝飲など。

【目的】

駆瘀血(瘀血に起因する症状、イライラ、のぼせ、頭痛、生理痛、下腹部痛などの改善)

●紅花

…ベニバナ

【婦人科漢方処方例】

通導散、折衝飲など。

【目的】

血液のうっ滞を除去して血液循環を良くし、痛み(生理痛、後陣痛など)を和らげる。

●芍薬花

…芍薬の花(漢方薬では芍薬の根を使用)

【婦人科漢方処方例】

当帰芍薬散、温経湯など。

【目的】

鎮痙、補血・鎮痛・抗炎症作用などにより、無月経、腹痛、出血などに用いる。

●三七人参

…田七人参

【薬能】

「理血薬」として分類されていて、心臓に直接働きかけ、循環器系統へ作用することが知られている。積極的に血液に関与し、優れた滋養を表すことから心臓病や高血圧にも用いられる。

【目的】

理血活血去瘀剤として蓄血、血瘀による内出血、性器出血、疼痛、腫脹、月経痛などの改善に用いられる。

●竜眼肉

【婦人科漢方処方例】

加味帰脾湯、安神養血湯、参茸補血丸など。

【目的】

「活血薬」に分類され、体を温め、補血・滋養強壮により、産後の体力回復、貧血予防などに用いる。

●艾葉

【婦人科漢方処方例】

芎帰膠艾湯など。

【目的】

安胎・止血・止痛・鎮痙作用により、月経痛・腹痛・貧血・子宮出血・血尿など。

●アキョウペプチド末

【婦人科漢方処方例】

芎帰膠艾湯、温経湯、猪苓湯など。

【目的】

安胎・補血・補陰・止血などにより、月経やホルモンバランスを整える。

体に潤いを与え、内分泌を整える体液(無色)

●牡蠣肉エキス

【薬能】

ビタミン、ミネラル、アミノ酸を豊富に含みます。

【目的】

滋養強壮、疲労回復など。

●肉蓯蓉

【婦人科漢方処方例】

固精丸、地黄飲子など。

【目的】

体を温め、強壮・強精により、遺精、不妊、精力低下に用いる。

●鼈末

…すっぽん(漢方では土鼈甲)

【薬能】

解熱・強壮・調経

【目的】

補陰・強壮により精力を高める。

●鹿角

…鹿の角は毎年生え変わる。幼い角を「鹿茸」、老角を「鹿角」という。

【婦人科漢方処方例】

鹿茸大補湯など。

【目的】

活血・ 消腫・ 補腎などによる、強精・強壮。

●カワラタケ末

…霊芝

【薬能】

健胃・安神・抗腫瘍・抗アレルギーなど。

【目的】

加齢による体力低下や慢性疲労を回復する。

●アキョウペプチド末

【婦人科漢方処方例】

芎帰膠艾湯、温経湯、猪苓湯など。

【目的】

安胎・補血・補陰・止血などにより、月経やホルモンバランスを整える。

参文献一覧