「卵子の質を良くすること」とは。

体外受精を継続中のお客さま。10ヶ月で9回採卵、8回移植、妊娠判定は8回とも陰性。
久し振りに過酷な状況の方からのご相談です。

厳しい状況にあるケースは、たくさんありますが、40歳を数年経過した状況で、過酷というより、正直お気の毒な気持ちになるくらい、辛くなってしまいます。最近は40歳前後の体外受精では、卵巣機能を保護しながら行われることが増えているように感じますが・・・・?!

過酷と表現しましたのは、本当に希望される方が妊娠できるように導いてほしい!という憤りからです。

女性が健康でありながらも”患者”として病院に行くのは、不妊治療や体外受精をしたいからではなく、赤ちゃんを授かりたいから、だと思います。40歳代の方の多くは、不利な条件であることは認識されています。だから体外受精にも意欲的な方も多いと思います。

だからこそ、1回、1個を大切に扱うような治療方針を願いたいと思います。

この女性は、10ヶ月の間、ずっと採卵に向かって投薬を受け続けてきました。1回の採卵で3個~4個の成熟卵がある方です。採卵周期に一気に移植して着床していないから、またすぐ翌周期に採卵ということを繰り返してきたのです。

これは、卵子の老化の問題ではないような気がします。

彼女たちは、体外受精をするために病院へ行くのではなく、赤ちゃんを授かりたいから行くのだと思います。彼女たちの努力が報われるような、元気に出産を迎えることに繋がる治療であってほしいですね。

ところで、このような場合には、漢方を活用する目的は大きく2つあります。
ひとつは、不妊治療期間中に薄くなった子宮内膜を補ったり副作用軽減などダメージの回復。
もうひとつは、不足している妊娠力を体質改善によって高めること。

もともとの体調を起点とすれば、ダメージはマイナス作用、補うことはプラス作用といえます。
同じようにプラスの作用を得たとしても、マイナスが大きいほどプラスの効果にはつながりにくくなります。

つまり、不妊治療ではホルモン剤などで、一見 短期的にはメリットが大きいように見えますが、副作用や長期的なリスクもあります。ポイントはマイナスの要素を差し引いたときに、答えがプラスなら意義あることと考えてよいと思います。その見極めは自分自身で判断するしかありません。

落ち着いて状況判断する目と、判断基準となる正しい情報が必要です。
私たちがカウンセリングを通じてサポートできるのは、状況判断の指標と専門的な立場と症例実績ベースでの正しい情報提供です。

どうぞ、自分自身の立ち位置が見えなくなりそうなときには、ご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

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