40歳代からの自然妊娠~こんなふうに妊娠に至りました~(ケース①)
いつ、どのように妊娠を迎えるかは、人それぞれ。
同じ年齢でも、あきらめる人も、始める人もいらっしゃいます。
そんな個々人による差が大きくなるのが40代だと感じます。
ケース➀ U様
初回相談時43歳、
第2子希望
不妊治療歴なし(自然妊娠希望)
お悩み=第一子出産後、経血量が減少して回復しない。
体質=冷え性、首や肩のコリ、イライラしやすい
第一子の出産から3年経ちますが、毎回の生理の量が極端に少ない状態が続いています。
第一子妊娠前に比べると、生理周期も28日だったものが20~23日程度で続いており、経血量は感覚的に1/3くらいかもしれません。
早く二人目も欲しいと思ってきましたが、ご主人は長期の出張が多く、タイミングも難しくストレスになっています。
半年前に、自然妊娠しましたが、6wで流産してしまい、そのショックもあり体調を崩して瘦せてしまいました。
*一陽館では
体質的に血虚(血液不足)傾向の方は、もともと経血量も多くなかったり、年齢とともに徐々に減少していくという例は多く、U様のように妊娠出産を機に経血量が失われたままになって、なかなか回復してこないこともあるようです。
妊娠出産では多くの血液と生命エネルギーを消耗し、産後の授乳もあって、経血としての量が充満するのも難しい状況が続きます。
体調面で顕著なのが、「爪が割れる・かける」「髪の毛がやせる・抜ける」など。
U様の場合は、経血量の増加、月経周期(排卵日、高温日数)の安定に向けて、補血作用、補腎作用を中心とした漢方処方で始めていただき、ご様子をみていきます。
次回へつづく。
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