2022年4月1日時点で、妊娠のご報告をいただいた直近400名の状況をまとめました。
個々人の背景や体質は異なりますので、あくまでも検討用資料としてご参照ください。
妊娠時の年齢分布
30歳代後半が最多で全体の4割を占めています。
次いで40歳代前半が3割、30歳代前半と続きます。
傾向として、年齢が低い世代では自然妊娠を希望、年齢が高い世代で不妊治療経験がある割合が多くなっています。
年齢が上がるほどご相談件数そのものも少なくなる傾向がある中、全妊娠数の35%以上が40歳代以上となっていることから、お1人おひとりに必要な体づくりができれば、年代の偏りを小さくすることにつながると考えられます。
漢方開始前の状況
漢方を始める前に不妊治療をまったく受けていない人は2割ほどで、7割以上の方がさまざまな治療を受けてから漢方を始められています。
タイミング療法には、排卵誘発剤の使用を伴う周期と、薬剤を使用せずに卵胞チェックのみの周期が混合しているケースの両方を含んでいます。
最近の傾向として、人工授精の回数を積み重ねるよりも、人工授精を省略するか2~3回程度までとして早めに体外受精へ移られる様子がみられます。
漢方を服用しながら妊娠に至った方の、妊娠時の状況
自然妊娠と不妊治療併用が、おおよそ半々の割合となっています。
1. 自然妊娠の割合は何%? → 46.7%(187名)
- 相談前に治療歴があり、漢方服用後自然妊娠した方 101人(54%)
- 相談前に治療歴がなく、漢方服用後自然妊娠した方 74人(39.5%)
- 不明 12人
結果的に自然妊娠された人(187名)の中で、詳細不明の12名を除く175名については、不妊治療をやめて漢方のみで妊娠されたケースは101名(57.7%)、不妊治療をすることなく始めから漢方のみで妊娠されたケースは74名(42.3%)でした。
2. クリニック併用の割合は何%? → 44%(176名)
- 相談前に治療歴があり、漢方服用後も治療を受けた方 161人(91.4%)
- 相談前に治療歴がなく、漢方服用後に治療を受けた方 6人(3.4%)
- 不明 9人
結果的に漢方+不妊治療で妊娠された人(176名)の中で、詳細不明の9名を除く167名については、不妊治療を継続して妊娠をめざす中で漢方を取り入れられたケースが161名(96.4%)、漢方のみで一定期間体づくり後不妊治療を併用し妊娠されたケースが6名(3.6%)でした。
一陽館薬局では、お客さまの状況によって、漢方・不妊治療の双方のメリットを活かすことが大切だと考えています。
現在の状況に不安や迷いがある方も、どうすればよいかわからずお困りの方も、私たちが一緒になって「お客さまだけの道」を見つけるお手伝いをいたします。