2人目不妊の不安と希望。
現在40歳、3年前に、第1子は体外受精を経て授かり、子どもは、一人でいい、と思って育児に没頭してきましたが、やっぱりもうひとり子どもがほしい、とご相談くださった千香さん(仮名)。
前回妊娠前の検査では、ご夫婦に卵管狭窄、乏精子症があり、すぐさまに体外受精をしたという経緯がありますが、半年前に自然妊娠し、初期流産になったということです。
千香さんご夫婦は、今回は自然妊娠の可能性を漢方で高めたいという考えでした。
男女ともに多少のリスクが明らかで、年齢的にも有利とはいえません。
自治体の助成金の期限も迫り、結果の見えない挑戦は、難しい選択です。
このようなケースでは、ご相談頂いても内容によっては、漢方をおすすめできなかったり、ご相談自体をお受けしない場合もあります。
千香さんご夫婦には、ご夫婦で漢方薬を飲み始めて頂きながら、早急に再度「不妊の検査」をおすすめしました。
半年前の妊娠した事実を信じたい気持ちと、条件面でのリスクに対する不安とが行き交いますが、何もせずに立ち止まる時ではありません。
確かな情報を確認しながら、できることに集中することが大切です。決めたら迷いは、不用です。
千香さんは、漢方薬をスタートして2周期目に卵菅造影検査を受け、翌周期に妊娠されました。41歳2ヶ月での妊娠です。
皆さまが、同じように思い通りに成功することは、ありません。
でも、ご夫婦の決断を大切に、迷い過ぎずに、意識を高く持つことが大事だと感じています。
この記事へのコメントはありません。