伝えることの大切さ
通院されている方が漢方相談に来られて、「やっと話を聞いてもらえた」と言われることがあります。
たしかに私はあらゆるお客さまの情報をお訊ねします。その情報のすべてが、今のお客さまをつくっているものだと思うからです。
考え方や性格、ご家族のこと、どのような日常生活なのか、さまざまな情報から、今の状況に至る原因を分析して、漢方で改善することとお客さまご自身が取り組んで頂くことを確認していきます。
漢方が、西洋医学と異なるのは、漢方薬を飲むだけが治療ではなく、そのかたの背景をもすべて含めて本来のバランスに立て直すという点です。
「聴いてほしい」と思っている方があれば、まずは聴くことから始めます。吐き出したいものがたまったままで、新たなものを入れようとしても、吸収できないどころか、もっと苦しくなってしまいます。
でも、上手に心を開くことができる人もあれば、なかなか難しい人もあります。
伝えることは難しい時もありますが、伝えようとする姿勢はきっと何か突破口を見つけるきっかけになると思います。
受け身になりすぎず、自分の想いを発信してみましょう!
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