赤ちゃんがほしい。でも、夫婦仲はイマイチかも💧
ご相談でひと通り説明や今後の方向性などについて確認も終わった頃に打ち明けられるお悩みがあります。
「赤ちゃんは欲しいけれど、最近、夫婦仲があまり良くなくて」
問題の核心は?
妊娠するための情報集めよりも、ずっと大切な問題ですが、カウンセリングで心が打ち解けるまでなかなか、この”核心”はお話にならないことも多く、いわゆる「奥歯に物が挟まった」ようなご相談になってしまうのです。
この違和感に、私からお尋ねする場合もあります。
子どもがほしいい気持ちは、夫婦ともにあるけれど、妊活の話となると、どことなく空気が重くなってしまうケースがあります。
妻は「私ばかり頑張っている」と感じ、夫は「自分だって協力している」と、内心にストレスを抱えているような場合も見受けられます。
排卵日、タイミング、検査結果、そして通院のことなど、いつの間にか夫婦の会話が妊活中心になり、以前なら笑い合えたことまで、少しぎこちなくなることがあります。
女性側からすると、「もっと協力して」「もっと理解して」と言いたい。でも、仕事で疲れている夫に強く言うのも気が引けると言われます。
一方のご主人も、「自分にも原因があるのでは」と心の中では気にしながら、妻から指摘されると素直に受けとめられず、つい強がってしまうことがあります。
私は、このようなお話を伺うたびに、妊活には「身体の問題」だけでは語れない部分があると感じます。
妊活が「夫婦の課題」になりすぎていませんか?
妊娠を望むあまり、どうしても結果を意識してしまいます。
排卵日はいつなのか、卵子の状態はどうなのか、精子の状態はどうなのか。
検査を受け、治療を進め、できることを増やしていくことも。
そのような中で、「今日タイミングを取らなければ」という気持ちが強くなるほど、夫婦の時間が義務のように感じられてしまうこともあります。
妻は一人で焦り、夫はその焦りについていけない。
夫は何も考えていないように見えるけれど、実は「自分にも原因があるのでは」と内心気にしている。
そんなご夫婦もいらっしゃいます。
一度「妊活を成功させる二人」から離れて、夫婦として話すシンプルな時間も大切かもしれません。
男性側の身体も、一緒に考えてみる
不妊の要因は女性側だけにあるとは限らず、男性側の精子の状態も妊娠に関わりますが、女性の検査や治療が先に進むと、ご主人は少し「当事者意識」が薄くなる傾向になるのも仕方ないかもしれません。
けれど、精子こそ日々の生活リズムや体調と関係しています。
睡眠不足や強い疲労、喫煙、過度の飲酒、肥満、精巣の温度上昇などは、精子の状態に影響する可能性があります。
「妊活はまず女性が」と考えるのではなく、夫婦それぞれが体調を整えることから始める、自然な妊活がおすすめです。
「仲良くしなければ」と頑張らなくてもいい
夫婦仲を良くしようと思うほど、かえって難しく感じることもあります。
「理想とする夫婦関係」にこだわり過ぎず、まずは些細な会話で相手を知ることを意識してみてはいかがでしょうか。
「私はこう感じている」
「あなたはどう思っている?」
お互いの気持ちを少しずつ言葉にしてみること。
奥さまは「もっと協力して」と言う前に、「実は一人で抱えている感じがして不安だった」と伝えてみる。
ご主人も「大丈夫だよ」と済ませる代わりに、「自分も何をしたらいいのか分からなくて」と話してみる。
これが言えたら、「妊活の見え方」が少し変わることもあります。
赤ちゃんを迎えたいという気持ちは、二人に共通しているからです。
赤ちゃんを迎える身体も、夫婦の関係も
妊活では、体を整えることに一生懸命になるのは当然だと思います。
食事を見直し、睡眠を整え、必要に応じて漢方を取り入れ、体を養うことも大切です。
同じように、夫婦が少しでも穏やかに過ごせる時間も大切にしてほしいと思います。
“妊活のため”の会話ではなく、妊活とは関係のない話を増やしてみましょう。
一緒に食事をすること。
笑うこと。
出かけること。
共有する時間も、お二人にとって大切なものでしょう。
赤ちゃんを迎えたあとも続いていく、夫婦二人の生活は続きます。
体のことも、心のことも、夫婦の関係も、それぞれを大切にしながら、今の二人にできることから少しずつ整えていくのも大切なことだと思います。
一陽館薬局では、妊活のご相談で体の状態を伺うだけでなく、治療への気持ちや、ご夫婦それぞれの悩みにも耳を傾けています。
「本当は少し気になっていること」も、どうぞそのままお話しください。
漢方薬・生薬認定薬剤師 樫谷陽子
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でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。
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