FSHが高い=更年期?~妊活中に知っておきたいFSHと漢方の考え方~
40代の不妊治療中のかたのご相談では、「更年期」への不安が聞かれることがあります。
「FSHが高いということは、もう更年期ということなのでしょうか?」
妊活のご相談で、こんな質問をいただくことがあります。
FSHとは、どんなホルモンなのでしょうか
FSHは「卵胞刺激ホルモン」と呼ばれ、脳下垂体から分泌されて卵巣の卵胞の発育を促します。
卵巣の働きが低下すると、卵巣から分泌されるホルモンによるフィードバックが弱くなり、脳下垂体からより多くのFSHが分泌される方向に働きます。
そのため、月経初期のFSHが高い場合には、卵巣の反応性が低下している可能性を考える目安になりますが、月経周期によって変動しますから、一度の検査値だけで更年期や卵巣機能の状態を決めるものではなく、年齢やAMH、生理の様子や超音波検査なども合わせて検討されます。
FSHが高いと、更年期なのでしょうか?
更年期に近づくにつれて卵巣機能が低下すると、FSHが上昇することがありますが、FSHが高いから「更年期」ということでもありません。
更年期は、あくまでも”体の時期”を示すもので、年齢や生理周期の変化、卵巣機能などから総合的に判断されるものです。
妊活でFSHが注目される理由とは
FSHが高くなる要因として卵巣の反応性低下がある場合、卵胞の発育や排卵に影響することがあり、排卵誘発を行った場合に、発育する卵胞が少なくなり、採卵で得られる卵子数が少なくなるケースもみられます。
医療機関では、必要に応じて検査から得られるデータをもとにタイミング法、人工授精、体外受精など、その方の状況に応じた治療を検討されます。
漢方では、FSHの数字の根底にある体調に着目します
「FSHを下げる漢方」はありませんが、お体のバランスが整ったことで結果的にFSH値が落ち着いたということは考えられます。
食事から体を養えているか。休息を取れているか。疲労を溜め込んでいないか。生理や冷えなど、体が発する状態を見過ごしていないか。
地道な積み重ねと思われるかもしれませんが、体を大切にすることも妊娠への体づくりにつながっていきます。
一陽館薬局では、FSHやAMHなどの検査結果をうかがいながら、総合的な視点に立って体質や要因を漢方の考え方から整理しています。
もしかしたらFSH値も、今まで頑張ってきた体を一度見つめ直すきっかけになるのではないでしょうか。
何を足すかではなく、まず何を養う必要があるのかを一緒に見つけることから、妊娠への体づくりを始めていきたいと思っています。
漢方薬・生薬認定薬剤師 樫谷陽子
妊娠への体づくりに近道はないかもしれません。
でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。
【子宝漢方と不妊相談の一陽館薬局】
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