第一子出産後、変わってしまった体調と二人目妊活
「一人目を産む前は、こんな体調ではありませんでした。」
二人目の妊活についてご相談くださった方が、そう話してくださいました。
妊娠前から子宮内膜症はありましたが、第一子の出産を終えてから、身体の感覚が少しずつ変わっていったそうです。
産後の体力がなかなか戻らないまま育児が始まり、生理が再開すると、以前より排卵痛が強くなり、生理前にはPMSも以前より気になるようになりました。
育児に追われるだけでなく、生活環境も大きく変わったことで、ストレスを強く感じていたと振り返っておられます。
「何か体に問題が起きているのではないか」
そう思って婦人科を受診したところ、卵巣にチョコレート嚢胞が見つかり、さらに片側の卵管が通っていないことも分かりました。
そして、追い打ちをかけるように伝えられたのが、「年齢的に妊娠は難しい」という言葉でした。
身体の変化を感じながらも、もう一度赤ちゃんを望んでいたところに、いくつもの現実を一度に突きつけられたような気持ちだったと言われます。
ですが「まだ何もしていないから、あきらめたくない」と漢方を選ばれました。
体外受精は今のところ望んでいない。
けれど、二人目を望む気持ちは残っている。
まずは今の身体にできることから始めてみたい。
その思いから、ご相談くださいました。
妊娠・出産を経験した体は、その後も同じ状態で過ごしているわけではありません。
出産後の回復、育児による疲労、睡眠の乱れ、精神的な緊張などが重なると、生理 や体調に変化が現れることがあります。
漢方相談では、今のお体が抱えておられる負担について丁寧にお聞きします。
排卵痛や月経前の不調が強くなった要因として「肝鬱」や「瘀血」など”滞り”の可能性が考えられます。
産後の疲労が長く続き、体力の回復が十分でない場合には、「気血の不足」や「腎虚」もありそうです。
同じ方が「二人目が欲しい」と希望されても、お一人目を妊娠した頃と今の体調は当然同じではありません。
今できることを一つずつ整理し、医学的な治療の選択肢も知ったうえで、自分が納得できる方向性を考えていく事が大切だと思います。
一陽館薬局では、二人目妊活のご相談でも、第一子の妊娠・出産から現在までの経過を丁寧に伺い、今のお体を漢方の理論から確認していきます。
「まだ何もしていないから、あきらめたくない。」
その気持ちを大切にしながら、今できることを一緒に探し、ご案内ていきます。
漢方薬・生薬認定薬剤師 樫谷陽子
妊娠への体づくりに近道はないかもしれません。
でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。
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