知っておきたい 漢方の「めんげん」

漢方には「めんげん」という反応があります。
この反応を知っているかどうかで、漢方の効き方、進め方も違ってくることがあります。

たとえばこのようなお声をいただくことがあります。
「飲み始めて数日間、体がだるく感じたことがありました」
「一時的に眠気を強く感じた日が数日続きました」
「なぜかお通じの回数が増えた時がありました」
感じ方も具体的な症状も個人差がありますので、一概には言えませんし、多くの方に現れるものでもありません。

瞑眩とは、漢方薬によって体の巡りや働きが整い始めた時に、一時的に現れる初期反応のことを指します。
滞っていたものが動き始める過程で、一時的な反応がみられることがあります。

例えば、
・便秘傾向だった方のお腹が自然に動き始める
・冷えが強かった方が手足や下半身に温かさを感じる
・眠りが浅かった方が、数日ほど強い眠気を感じる
・瘀血傾向の方で、月経血の色や塊の出方に変化がみられる
といった状態は、体の偏りが整い始めた結果として説明できる場合があります。

つまり、めんげんは、”好ましい方向へ向かう変化のはじまり”であり、”よく効いている反応”といえます。

もちろん「めんげん」で済ませてはいけない症状もあります
・胃の痛みや強い胃もたれ
・激しい下痢
・動悸や息苦しさ
・発疹やかゆみ
・強い倦怠感
・急なむくみ
など極端な不調が現れた場合は、「好転反応だから大丈夫」と自己判断しないことも大切です。

漢方は「自然のものだから安心」ですが、やはり、その方の体質や体力に合わせて細かく調整しながら使うのが本来の使い方です。

大切なのは、“今の体”に合っているかどうか
同じ「冷え」があっても、冷え方によって選ぶ処方が違います。
・疲労が強くエネルギー不足の冷え
・血流が滞ることで起こる冷え
・体を温める力そのものが弱い冷え

その症状が、体が整っていく途中なのか。
それとも、今の体に合っていないからなのか。
もし、瞑眩であれば、体に合っていない・・と判断してやめてしまうのは大変もったいないことだと思います。

そこを見極めるためには、現在の体質や体力、胃腸の状態、睡眠、生理、冷え、疲労の程度などを総合的に確認することが大切です。

一陽館薬局では、症状だけを見るのではなく、日々の体調の積み重ねや生活背景も含めてお話を伺いながら、その時の体に合った漢方をご提案しています。

「これは飲み続けて大丈夫?」
「今の自分に合っているのかな?」
と思われる時は、一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

妊娠への体づくりに近道はないかもしれません。
でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。

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