湿熱体質の妊活で注意すること
「生理前になるとニキビが悪化する」
「おりものが多くベタつく」
「下半身が重だるい」
「疲れているのに眠りが浅い」
一つ一つの症状は関係がなさそうに見えますが、実は共通した「体質」が関係していることがあります。
妊活というと、冷えや血流に意識が向きがちですが、実際のご相談では、“熱を持ちながら巡りが悪い”タイプの方もおられます。
特に、食生活の乱れやストレス、睡眠不足が重なると、体内に余分な湿(余分な水分や老廃物)が停滞し、それが熱を帯びることで「湿熱」という状態をつくります。
湿熱体質では、体の中で不要なものを排出できず、粘り気のある炎症傾向を作りやすくなります。
婦人科では、慢性的な膣炎、繰り返すカンジダ、黄体期の不快症状、子宮内膜症傾向、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などに関連してみられることがあります。
漢方では、子宮や卵巣の環境は「気・血・水」の巡りによって支えられていると考えますから、湿熱が強い状態では、巡りが滞りやすくなり、卵胞発育や排卵、着床環境にも影響を及ぼす場合があります。
つまり、「栄養を摂っているつもりでも、代謝できていない」という状態なのです。
湿熱体質の妊活では、“補う”前に“滞りを減らす”ことが優先されることも多いのです。
湿熱を悪化させやすい要因として、たとえば
・甘い物、脂っこい物、アルコールの摂り過ぎ
・夜更かしや慢性的な睡眠不足
・ストレスによる自律神経の乱れ
・運動不足による代謝低下
などが挙げられます。
タイプ別には
・ストレス由来で熱がこもるタイプ
・胃腸虚弱を背景に湿が停滞するタイプ
・瘀血を伴うタイプ
・加齢による陰虚熱を伴うタイプ
などがあり、「湿熱だからこの漢方」というわけではありません。
お一人おひとりのご様子に合わせて必要な処方や養生を取り入れることが大切です。
一陽館薬局では、舌や脈、基礎体温、生理周期、睡眠、胃腸状態などを丁寧に確認しながら、最適な体づくりを一緒に考えていきます。
妊活は、単に妊娠を目指すだけではなく、妊娠を維持できる体を整えていく過程でもあります。
お気軽にご相談ください。
妊娠への体づくりに近道はないかもしれません。
でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。




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