「どうしても妊娠したい・・」
「私に必要なものは何か・・?」
「自分に合ったものを見つけたい・・」
漢方薬局に訪れるお客さまの想いは、「とりあえず」ではなく「絶対」という女性が多い・・。
想いが強く一生懸命であるが故に、力が入りすぎて本質から離れてしまうケースもみられます。
たとえば、漢方薬局を探し、選ぶ時。
手当たり次第、足を運び、電話をかけ、情報を得るための作業を繰り返し、
そのお店独自の処方までしっかり説明を受け、気になるインターネット情報の是非まで確認して・・・
というかたが時々おられます。
もちろんご自身のポリシーに合うかどうかを判別することは重要なことですが、
「何か」「誰か」が妊娠させてくれるのではなく、
妊娠することは、どこまで行ってもご夫婦で成し得る目標であると思います。
「どの漢方薬が自分に合っているか?」に対する答えは、
きっと「妊娠したときに飲んでいた漢方薬」であろうと思います。
つまり、どんなに偉大な先生が「この漢方薬があなたに合っていますよ」と言われたところで、
服用したかたが「この漢方薬を服用しても妊娠できない」という結論を出せば、
その漢方薬は、その方に合わないということになります。
ですから、親身になって対応しておられる漢方薬局を選別される際には、
私は、「お客さまが信用して、きっとこの先生、漢方薬なら妊娠まで自分をサポートしてくれる」
と思えるかどうか、が決め手だと思います。
特に、漢方というのは「気」の状態によって薬効が左右されるという理論に基づきますので、
疑い・迷い・不信の念が強い状態のままで、漢方薬の効果を求めても、やはり思い通りの効果が得られず、
さらなる不信を招いてしまいます。
どれだけ条件をそろえても「完璧な妊娠」を作ることはできません。
そのことに不満を抱いて追い込んでいくよりも、「納得の妊娠」をめざせば、
少しは気も楽になって落ち着くことができるのではないかな、と思います。
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