漢方相談で妊活!何から始める?(その4)
その4 「補」と「瀉」
漢方の基本に「補」「瀉」があります。
字のごとく「補」は補うこと、「瀉」は排除することです。
何かが「出来ない」「足りない」となれば、補うことが必要ですが、その前に忘れてはならないのが、不要なものを排出することです。
老廃物をいっぱいため込んだカラダに、どんなに良いものを投入しようとしても、それは、働きを助けるどころか負担になる場合すらあり得ます。
補われるべき箇所があるから、補うことができるのであって、満杯のところに対しては、「補う」とは言えません。
「不妊」も、何かが不足して起こる場合と、過剰・余剰による場合があります。
不足のパターンは、貧血やお腹が弱い体質など、過剰・余剰パターンは、多嚢胞性卵巣や高プロラクチン血症などがイメージできますよね。
不要なものを除去するから、必要性の高いものが効力を発揮します。
この補瀉の理論は、生活や食事、人間関係などでも当てはまることも多いと思います。
何が足りなくて、何が有り余っているかを意識すると体調維持に役立ちます。
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