漢方では「陰虚」と考えます
日中は残暑が感じられますが、秋の気配が感じられるようになり、
この時期は低温期に暑さの余波が見られることがあります。
・生理が始まっても基礎体温がすっきり下がっていない
・排卵が早い=低温期が短い
・体がほてって寝つきが悪い
個人差はありますが、今の時期に特徴的な変化としてよくある症状です。
漢方で「陰」とは、体の中の水分や潤いのことです。
血液も汗も尿も「陰液」=「津液」とも呼び、生命維持に必要な体液です。
体にこもった熱で「陰」を乾かしてしまうため、体液が濃縮されたようになったり、不足して余剰な熱を中和しきれなかったりするために、炎症反応が起こってしまうと考えられています。
「陰虚」に対しては「補陰」で応対します。
漢方なら「補陰作用」、食品でも「滋潤作用」のある水分の多い野菜や、ほてりを鎮める作用をもった食材も活用できます。
季節の変わり目をうまく乗り切りましょう。
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