保険治療を最大限に有効利用したいから
保険治療で妊娠を成功させたい、体外受精や顕微授精に取り組まれているかたは、その願いは皆同じでしょう。
先日のご相談も、体外受精で採卵は成功したけれど受精せず、次回は顕微授精にすることとなり、漢方でサポートして欲しいとのことです。
卵子は得られても受精しない・・・
この状況を「やり方」を変えることで受精を突破しようとするのが不妊治療です。
体外受精や顕微授精という方法で、妊娠を直接「アシスト」する医療技術なのです。
精子と卵子を出会わせ、受精卵を子宮に戻す。
高度で精密な技術により、妊娠へのステップは推し進めることができるかもしれません。
しかし、40代となるとこのステップを突破し、妊娠に届くかたは、半分どころか3分の1もないのが現実です。
これは、どれほど優れた不妊治療であっても、「妊娠できる体の状態」が整っていなければ、その効果を十分に発揮させることはできない、ということを意味します。
受精卵を受け取る子宮の環境、
卵子そのものの質、
着床後に妊娠を維持するための体力とホルモンバランス
これらはすべて、体の根本的な状態によるのです。
不妊治療は「手段」であり、妊娠を成立・継続させる「体の状態」が準備できているかとは、区別することが大切です。
漢方が不妊治療の結果を変える理由について、挙げてみたいと思います。
漢方は、体の内側からアプローチするものです。
「気・血・水」のバランスを整え、内臓機能を本来の状態に近づけることで、「妊娠できる体」そのものをつくっていきます。
特に次の3点に着目します。
① 卵子の質を底上げする
卵子のもととなる原始卵胞が成熟卵として排卵を迎えるまでには、約180日かかると言われています。
つまり、今日の卵子の質は、約6ヶ月前からの体の状態によって決まるのです。
採卵の直前だけ体調を整えても、卵子の質の作り込みには間に合いません。
継続的な漢方による体質改善が、採卵の結果を変えていきます。
② 子宮内膜の着床環境を整える
着床の成否は、受精卵の質だけで決まるわけではありません。
受けとめる側の子宮内膜の状態が重要です。
漢方では骨盤内の血流を安定させ、子宮内膜の厚みや質を整えることを目指します。
これは体外受精でホルモン補充するのとはまったく異なります。
③ 流産を繰り返さない体をつくる
体外受精で陽性判定が出ても、流産に至るケースがあります。
35歳での体外受精の流産率は約20%台、40歳では約30%台と、年齢とともに高まっていきます。
漢方では、妊娠を継続するためのエネルギー(精)を蓄え、着床後の体調管理まで一貫したサポートが期待できます。
漢方は「最後の手段」ではなく「最初の地固め」
「他に方法がなくなったら漢方を試そう」と考えている方は少なくありません。
しかし、それは大きな誤解です。
漢方が最も効果を発揮するには、体外受精を始める前、あるいは開始と同時に体質改善を始めることをおすすめします。
体が整った状態で不妊治療に臨むことで、採卵の質が上がり、着床率が高まり、妊娠継続がしやすくなる、といった漢方と不妊治療の「相乗効果」につながるかもしれません。
一陽館薬局では、「不妊症」というよりも「妊娠のきっかけを掴めていない状態」と捉え、体が本来持っている妊娠する力を引き出すお手伝いをしています。
お一人おひとりの体質を丁寧にうかがい、お客さまに合った漢方薬をご提案します。
こんな方、ぜひ一度ご相談ください
体外受精や顕微授精を繰り返しても結果が出ない方
着床はするのに妊娠が継続しない(流産を繰り返す)方
採卵のたびに卵子の質や数が気になっている方
不妊治療と並行して、体の根本から整えたい方
35歳以上で、これからの治療を効果的に進めたい方
保険治療の限度回数が近づいてきて、焦りを感じている方
体の状態は、必ず変わります。
今の体質は、過去の積み重ねの結果であり、これからの体づくりによって未来は変えられるのです。




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