採卵の成績が上がる考え方
今回の採卵の結果はいかがでしたか?
(40代)4ヶ月前は、1つ獲得できたかと思ったら空胞
→今回は、3つの胚盤胞
(30代)1年以上1つも成熟卵なし
→8ヶ月後は、8個の成熟卵
(40代)自然周期で2個獲得
採卵にチャレンジされた方々からの喜びと安堵のお声が入ってきます。
皆が、「次の採卵では、少しでも成績を良くしたいです。」と言われます。
もちろん、採卵の進め方はそれぞれですし、治療がうまく合ったのかもしれませんが、毎月、何人ものお客さまから、画期的なご報告をいただくことからすれば、漢方による体づくりの成果とも言えるでしょう。
多くの場合、AMH値の上昇(回復)もみられるのも漢方の特長です。
今回は「採卵の成績が上がる」ということについて考えてみます。
まず、”採卵できる卵子の数が増える”ことを思い浮かべられるかもしれません。
もちろん、それも大切な指標です。
ただ一陽館薬局では、採卵は「何個採れたか」だけをめざすものではありません。
採れた卵子が成熟しているか。
受精するか。
受精した胚が順調に発育するか。
そして、移植できる胚につながるか。
採卵から妊娠までには、いくつもの段階があります。
採卵の成績を考えるときには、最初の「数」だけで判断してしまわないことが大切です。
「たくさん採れた」は、良い結果?
たとえば、採卵で10個の卵子が得られたとしても、その中で成熟卵は何個?
仮に成熟卵であっても、受精するかどうかという次の課題があります。
さらに受精した胚が、すべて胚盤胞まで発育するわけでもありません。
大切なのは、採卵から胚発育までのどの段階で、どのような結果になったのかを整理することです。
でも、採れなかったら始まらないというのも現実です。
「採卵だからこの漢方?」
子宝漢方では、採卵という治療の一つの段階だけを切り取って考えません。
その方が、どのような身体の状態で卵胞を育てているのかを考えていきます。
漢方では、生殖機能を「腎」と深く関連するものとして捉えます。
さらに、身体を動かす「気」、全身を養う「血」、身体を潤す「津液」の状態も考えます。
たとえば、疲れが強く食欲も落ちている方と、冷えや月経痛が目立つ方では、同じ「次の採卵に向けた身体づくり」でも、考えるべきことは違います。
疲労が続いているなら、まず回復する力を整える。
食事量が少なく体を養う力が不足しているなら、胃腸の働きを考える。
冷えや血の巡りが気になるなら、その状態を整える。
加齢や慢性的な消耗が背景にあるなら、「腎」の働きを考える。
このように、その方の体質によって整えるべき場所は異なるのです。
「採卵にはこの漢方」という一律の考え方ではなく、その人の身体を見て、必要なところを整える。
これが漢方による妊活の特徴です。
採卵は、一日で結果が決まるものではありません。
卵胞が育つまでの日々をどう過ごしてきたか、そこに漢方の作用が積み重ねられ、採卵の日につながっています。
漢方薬・生薬認定薬剤師 樫谷陽子
妊娠への体づくりに近道はないかもしれません。
でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。
【子宝薬局と不妊相談の一陽館薬局】
奈良市大宮町6-9-2
橿原市八木町1-11-7




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