慢性子宮内膜炎と漢方〜炎症が続くとは?〜
「移植しても妊娠につながらず、検査を受けたら慢性子宮内膜炎が見つかりました」
慢性子宮内膜炎は、子宮内膜に慢性的な炎症が存在する状態です。
自覚症状がない場合も多く、不妊や反復着床不全の検査をきっかけに分かることがあります。
その状態を漢方ではどのように捉えるのでしょうか。
慢性的な炎症も「瘀血」に着目します
漢方には「瘀血」という概念があります。
血が本来のように巡らず、局所に滞った状態を指し、婦人科領域では生理との関わりから、特に重要な要因の一つです。
慢性的な炎症や組織の損傷が続けば、循環や組織の状態にも影響が生じます。
漢方では、このような長く続く炎症状態を理解する際に、瘀血と関連づけて考えます。
婦人科の相談で瘀血を考える手がかりは、生理に現れます。
生理痛が強い、経血が暗い、血塊が増えた、生理前から下腹部が重い等が特徴的です。
妊活中は、検査で見つかった病名に敏感になりがちですが、その治療と並行して、生理痛や経血の状態に目を向けてみていただくと、ご自身の体質を知る手がかりが見つかることがあります。
一陽館薬局では、お一人おひとりに合った「妊娠を迎えるための体づくり」を考えていきます。
漢方薬・生薬認定薬剤師 樫谷陽子
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