妊活前の体調管理
「さぁ、妊活だ!」と意気込んでみたものの、それ以前に健康面で問題を抱えたままでは、妊活も効率が上がりませんね。
そのひとつに、「貧血」があります。
自覚症状があれば、改善しようと考えるかもしれませんが、日常生活に支障がなければ放置されていることも多く、少々の立ちくらみや体のだるさも日常的で慣れてしまっているご様子もみられます。
ですが、貧血に加えて厄介なのは、漢方でいう「血虚」です。
血虚とは貧血も含む、さらに広義の「血液の量的な不足」を意味します。
貧血ではない(=血液濃度は問題ない)としても、血虚であるケースは少なくありません。
血虚の場合にみられる症候は、直接「血」のイメージだけでなく、血が原料や原動力となるものすべてにあらわれます。
たとえば、便が出にくい、顔色が悪い、肌が乾燥しやすい、眠りが浅い、髪がパサつく、爪が柔らかく欠けやすい、気分が沈みがち・・・など、さまざまな体調に影響します。
妊娠に必要な生理も、発育に必要な栄養も、やはり「血」が不足していると不調をきたします。
妊娠に向けて、必要な成分はたくさんありますが、まずは基本となる血液がしっかりと充実しないことには、あれこれ補っても順序が逆ですね・・・。
妊活以前の体調管理に自信がないかたは、お早めに漢方で対策をしておきましょう。
この記事へのコメントはありません。