やはり、気づけば ”2月” です!
最近、妊娠のご報告が多い・・・と思えば、今は2月。
そう、当店では1月下旬から2月は、妊娠されるかたがとても増える時期なのです。
妊娠されたかたに理由をお尋ねしてみると、多くが「年末年始の休暇で少しゆっくり休養をとれたからかも?」と言われます。
女性も男性も”カラダを休める”ことは、本来の機能を発揮するためにとても大切だということに気づかされます。
治療と漢方を併用されている場合では、クリニックの年末年始休業のため、月経周期とスケジュールが合わず、治療を休むことになった周期での妊娠というケースもあります。
2月の妊娠には間に合わないというかたも、心配しないでください。
お正月疲れやインフルエンザの流行などで体調を崩すかたもいらっしゃいますが、冬は無理せず体力の充実を心がけ、体の冷えに気を付けて、リラックスして過ごせるように心がけていただくと、きっとチャンスは巡ってくると思います・・。
そんな中の一人に、何度も”2月”を通過されて、先月末に妊娠されたかたがおられます。
彼女はとても神経質で心配性なタイプ。
初めてご相談いただいた時は、不妊治療クリニックのほか、スポーツジム、ヨガや鍼灸にも通い、何種類ものサプリメントも服用されていました。
その上に漢方も始めたいということでしたので、私の相談は辞退させていただきたい旨おつたえしたこともありました。
彼女は、必死なのですが、必死の努力があまり良い方向へ進むことにつながっておらず、サプリを飲んでは胃腸をこわす、不妊治療をすると薬剤の副作用で体調を崩す、体力がないのに無理して運動をしては続かない・・という状況を繰り返しながらもどれも止めることもできない・・というスパイラルにはまっているように見受けられました。
こういう状況の時は、焦りや不安からか、目線を変えることができず、落ち着いて状況判断がしづらいもので、人から言われてもなかなかピントが合ってきません。
辛抱を重ね、心と身体がようやく一体になられたように感じられたのは、昨年の秋頃。
焦りも不安も消えたわけではありませんが、シンプルに「今、自分ができること」を丁寧に実行するという考え方にようやくたどり着きました。
これまでに、卵子が育たず採卵ができなくなるほど、何度も体外受精もされましたし、考えられる精一杯の努力をされましたが、結婚10年目まで妊娠に至ることはありませんでしたが、本当の彼女が垣間見えたときからは、おそらく2周期くらいでの自然妊娠となりました。
妊娠を決めるのは、年齢でもなく、治療方法でもなく、その子宮です。
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