体力なさ過ぎて心配~虚弱体質への漢方的対応~
慢性的な疲れや虚弱感にお悩みのかたからのご相談もお受けすることがあります。
「こんなに体力がなくて大丈夫でしょうか・・・」
そんなに無理をしたわけでもないのにすぐ疲れる。
風邪をひくと、だるさが長引く。
生理のあとにぐったりする。
寝ても疲れが抜けない。
毎年同じ時期に体調を崩す。
「この体力で妊娠できるのだろうか」「妊娠しても、ちゃんと維持できるのだろうか」と心配になりますね。
病気ではない「体力」の問題ですから、治る治らないではなく、補い整える漢方の考えが役立ちます。
”虚弱”にもタイプがあります
疲れやすさの根本にある「気虚」
少し動いただけで疲れる、声に力が出ない、食後に眠くなる、風邪をひくと回復まで時間がかかるなどが特徴的です。
「気」は身体の活動を支える基本的なエネルギーとして捉えられ、特に「脾」=胃腸では飲食物から身体に必要なものを生み出す働きを担うことから深く関係します。
食欲が落ちやすい、胃腸が弱い、軟便になりやすいといった状態は、運動などで「体力をつける」ことよりも、まず消化吸収を担う脾の働きを高める必要があります。
生理後のぐったりは「血」の消耗
生理が終わる頃になると、身体が一気に重くなる。
顔色が淡い、めまいがする、髪や爪の状態が気になる、動悸がする。
このような特徴は、漢方では血虚の現れと考えます。
生理による出血を毎月繰り返す女性にとって、血の充実は重要なテーマです。
「妊娠を維持できる体力が心配」というとき
妊娠すると、母体にはさまざまな生理的変化が起こりますが、「体力がない人は妊娠を維持できない」というわけではありません。
流産には、胚の染色体異常をはじめ、子宮の形態、内分泌・代謝、免疫・凝固系などさまざまな要因が関係しますから、すべてが「体力のせい」とは言いきれないのです。
そのうえで漢方では、妊娠を目指す段階から、慢性的に消耗している状態や不足している状況をどう立て直していくかを考えます。
疲労が続いているなら、その原因はどこにあるのか。
食べても身体が充実しにくいのか。
生理による消耗が大きいのか。
長期間の無理が積み重なっているのか。
冷えや睡眠不足、胃腸の弱りなどが重なっているのか。
「虚弱になる理由」を探していくことが大切です。
「体力をつけること」≠「無理をして頑張れる体にすること」
虚弱体質の方ほど、「体力をつけなければ」と運動や食事を頑張ろうとし過ぎるご様子がみられますが、疲れ切った体にさらに負荷を重ねれば、回復するための余力まで消耗してしまいます。
漢方では、足りないものを補うことに加え、消化吸収、睡眠、生理による消耗、日々の疲労などを見ながら、お体本来の回復過程を整えていくことを考えます。
「少し無理をするとすぐ疲れてしまう」
「妊娠したら、この体力で大丈夫なのかな」
そんな不安がある方は、まず今の体調を丁寧に見直してみましょう。
一陽館薬局では、妊娠を目指す体づくりから一緒に考えていきます。
漢方薬・生薬認定薬剤師 樫谷陽子
妊娠への体づくりに近道はないかもしれません。
でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。
【子宝漢方と不妊相談の一陽館薬局】
奈良市大宮町6-9-2
橿原市八木町1-11-7
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