不正出血の必要性とは。
こんにちは。漢方薬には独特の作用があり、ときに驚かれることがありますね。
そのひとつが「不正出血」です。
これまで、不正出血など起こったことがなかったのに、漢方薬を飲み始めたとたん不正出血がおこる場合があります。
それは、驚きますね。
子宮筋腫などの病症による場合を除き、不正出血というだけでは治療対象にもならないものですが、良いものか、悪いものか戸惑ってしまいます。
漢方では、少し違った捉え方をします。特に例に挙げましたような、一過性の不正出血は、体質改善の一段階という場合があります。つまり、長い期間かけて積もり重なってきた滞りが解け始めるときの「変化」を表す兆候とみるのです。
漢方薬を飲めば全員に見られる現象ではなく、割合としては、ごく少数ではあります。
もちろん副作用でもありません。むしろ、とても効果的に漢方薬が作用しているという見解です。ある人にとっては必要な過程とも考えられるような現象です。
ですから、恐れ過ぎず、まずはご相談いただくことが大切です。
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