これが原因だったはずなのに?!
妊娠できない理由を知りたくて、さまざまな検査を受けていく中で、子宮や卵管、ホルモンなどに「異常」が見つかると、「そうか、このせいだったんだ」と、今まで妊娠できなかった理由が分かったように感じます。
治療を受けて、その問題が解消される。
これで次は妊娠できるかもしれない。
そう期待して採卵に進んでも、採れる卵子の数は以前と変わらず、卵子の状態にも大きな変化はみられない。
移植をしても妊娠につながらない。
「原因は解消したはずなのに、なぜ?」
そう考え始めると、また別の原因を探したくなります。
そして、あれだけ検査をして治療も受けてきたのに、結局また振り出しに戻ったような気持ちになる。
このような思いをされた方もいらっしゃると思いますが、少し違う角度から「原因」という言葉を考えてみていただきたいと思います。
見つかった「異常」が、妊娠に関わるすべてではない
検査で異常が見つかれば、その部分を治療することは大切です。
子宮や卵管などに治療が必要な状態があれば、医学的な治療によって改善を目指します。
ただ、妊娠は一つの場所、一つの検査値だけで成立するものではなく、卵子が育ち、排卵し、精子と出会い、受精し、胚が発育し、子宮内膜が胚を迎える。
その一連の過程には、卵巣や子宮だけでなく、ホルモンバランスや全身状態など、さまざまな要素が関係しています。
そのため、一つの問題を治療した後も、採卵数や卵子の状態、胚の発育、移植後の経過が変わらないこともあります。
大切なのは、「治療したのに駄目だった」と考えることよりも、明らかになった1つの問題を解決したことで、次に見直すべきところへ目線を向9月11日
これが原因だったはずなのに?!。
「病名」より「病機」
漢方の妊活相談では、検査で見つかった病名”=結果”を追いかけるのではなく、お体の中で起きている状況を「病機」としてとらえていく特徴があります。
たとえば、採卵をしても卵子の数が思うように得られない方がいたとします。
そこで「卵巣のための漢方」と単純に考えるのではなく、なぜ今の体調が”その状態”になっているのかを探ります。
食事量が落ちて胃腸の調子も弱っているなら、食べたものから気血を生み出す「脾」の働きに着目します。
脾の運化が弱れば、身体を養う材料そのものが不足し、血虚につながるという考え方です。
一方、食事は摂れていても、仕事育児や、治療への緊張が長く続き、眠りが浅く疲労が抜けにくい場合には、気血を消耗している状態を考えます。
さらに、経血量が以前より減り、乾燥感や疲れが目立つという場合には血虚を、生理痛が強く経血に塊がある場合には瘀血を考えるなど、生理の様子も病機を示しています。
漢方相談では、複数の要素がどうつながって現在の状態をつくっているのかを考え、病機に合わせて治則を組み立てていきます。
原因を除去することよりも大切なこと
検査での問題点や疾患の治療が解消されたとき、そもそもの体はどんな状態なのかについて見直してみることが大切になります。
たとえば、治療を続ける間に経血量が減ってきたのであれば、血を養う力についての対応を考えます。
生理痛や血塊が目立つようになったのであれば、瘀血への対応も考える必要があります。
また、採卵や移植を何度も経験する中で、急激に太ったり、食欲が落ちたり、眠りが浅くなったり、疲労が抜けにくくなったりする方もいます。
このような体の状態を「妊活とは別のこと」と切り離してしまわず、一つのきっかけとしてつなげて考えると、次の対策が見えてくるのです。
「これが原因だったはずなのに、まだ妊娠できない」
そう感じておられるなら、今度は”現在の体”の状態から「新たな体調」へ整えていくことに目を向けてみましょう。
一陽館薬局では、その過程を一緒に整理し、お一人おひとりに合った体づくりを考えてまいります。
漢方薬・生薬認定薬剤師 樫谷陽子
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でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。
【子宝漢方と不妊相談の一陽館薬局】
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