『卵子の数・AMHと妊娠のしやすさ』より
AMHの値が低かった5087人と、年齢が同じでAMHの値が正常だった1789人について、体外受精などの生殖補助医療を行った際の成績を比較すると、体外受精のために治療を始めても卵胞が発育せず、採卵を断念しないといけなかった確率は、AMHが正常な方たちでは7.5%と低かったのに対し、低値の方たちでは38.6%もありました。
さらに、AMHの値が低い方たちでは、正常値の方たちと比べて、妊娠率や出生率などが低くなっていました。
これらのことから、やはり、AMH値が低い方、すなわち、卵巣に卵子の数が少ない方は、妊孕性(妊娠しやすさ)は低めであると考えられます。
朝日新聞デジタル 2016年3月10日
参考:http://www.asahi.com/articles/SDI201603100881.html?iref=com_apitop
不妊かもしれないと思ったときは、まずは不妊の原因を見つけることが大切だと思います。
自分自身の状況を知ったうえで、原因や状態に応じて不妊治療を利用したり、漢方薬で体質改善を進めたりすると、よりご自身に合った妊活になりますよね。
方針が曖昧なままで、半年から数年以上も似たような状況だったり、行き詰まっている場合には、視野を拡げて見直してみるのも必要かもしれませんね。
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