生理からみる体質②「瘀血・腎虚」
今回は、生理からみる体質の傾向のうち、「瘀血タイプ」と「腎虚タイプ」についてご紹介します。
「瘀血タイプ」
□ 経血が黒っぽい
□ 経血に塊が混じる
□ 生理痛が強い
瘀血タイプとは?
血の巡りが滞り、生理の不調があらわれやすい状態です。
〈このような特徴があります〉
・生理痛が強く、刺すような痛みがある
・下腹部の痛みが続く、または同じ場所が痛む
・肩こりや頭痛がある
・冷えのぼせがある
漢方では、「血」は全身を巡り、体を養う大切なものと考えます。
瘀血とは、「血」の巡りが滞った状態です。
血の流れが悪くなると、子宮内の血流にも影響し、生理痛や経血の色、血塊などの変化としてあらわれることがあります。
〈整えるポイント〉
瘀血タイプは、血の巡りを整えること(活血:かっけつ)が基本です。
漢方で血の巡りを整えるとともに、体を冷やさない、適度に体を動かすなど、巡りを整える生活も大切です。
おすすめの食材:玉ねぎ、ねぎ、しょうが、にら、青魚など
「腎虚タイプ」
□ 生理周期が乱れやすい
□ 基礎体温が安定しない
□ 生理量が少なくなってきた
腎虚タイプとは?
年齢や過労などにより、生殖を支える「腎」の力が不足している状態です。
〈このような特徴があります〉
・腰やひざがだるい、冷えやすい
・疲れやすく、体力が続かない
・夜間に尿が近い
・耳鳴りや白髪、抜け毛が気になる
漢方では、「腎」は生命エネルギーを蓄え、成長や老化、生殖をつかさどる大切な働きをすると考えます。
腎虚とは、この「腎」の力が不足した状態です。加齢や過労、睡眠不足、慢性的なストレスなどによって起こりやすくなります。腎の力が低下すると、卵巣や子宮の働きにも影響し、生理周期の乱れや排卵機能の低下につながることがあります。
〈整えるポイント〉
腎虚タイプは、腎の働きを補うこと(補腎:ほじん)が基本です。
漢方薬で腎を養うとともに、十分な睡眠をとり、体を冷やさない生活を心がけましょう。
おすすめの食材:黒い食材(黒豆・黒ごま・黒きくらげ・海藻類)、えび、くるみ、山芋など
複数のタイプが重なることも
実際には、気滞+血虚、血虚+腎虚など、複数のタイプが重なっている方も多くいらっしゃいます。
体質は年齢や生活習慣、冷えの有無などによっても変化します。
ご自身の体質や今の状態を知り、あなたに合った整え方を一緒に見つけていきましょう。




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