妊活中の体を整える「陰陽バランス」食事と漢方の考え方

妊活では、ホルモンや栄養など「足りないものを補う」ことに目が向きやすいかもしれません。
もちろん、必要なものを補うことは大切です。
一方で、漢方では「何を補うか」だけではなく、「体全体のバランスを整える」という視点も大切にしています。

「補う」と「整える」の違い
不妊治療では、ホルモン補充療法や排卵誘発剤などが使用されます。
また、体づくりのためにサプリメントを取り入れている方も多くいらっしゃいます。
これらは、妊娠を目指す過程で取り入れられる方法の一つですが、外から補うことと、体本来の働きを整えることは同じではありません。
サプリメントも、取り入れるものによって体質に合う・合わないがあります。
例えば、温める作用の強いものが合わない場合や、摂り方によっては体の負担になることもあります。
大切なのは、「何を補うか」だけではなく、ご自身の体質や今の状態に合ったものを選ぶことです。
漢方では、単に不足しているものを補うだけではなく、「気・血・水」や「陰・陽」などのバランスを見ながら、体本来の働きを整えることを大切にします。

食事から整える「陰陽バランス」
食材にも「陰」と「陽」の性質があると考えられています。
大切なのは、どちらか一方に偏ることではなく、体質や季節に合わせてバランスよく取り入れることです。

「陰」の食材の特徴
体を冷やす、水分が多い、地上で伸びる、暑い季節や土地で育つものなど。

「陰」の性質をもつ食材には、
・ナス
・トマト
・スイカ
・バナナ
・キウイ
・小麦
・白砂糖
などがあります。

「陽」の食材の特徴
体を温める、水分が少ない、地下で育つ、寒い季節や土地で育つものなど。

「陽」の性質をもつ食材には、
・人参
・ゴボウ
・鶏肉
・羊肉
・鮭
・黒豆
・納豆
・ショウガ
などがあります。

体が「陰」に傾いているときは「陽」の食材を、「陽」に傾いているときは「陰」の食材を意識するなど、季節や体調に合わせて取り入れることで、体のバランスを整える助けになります。
ただし、体質や体調は一人ひとり異なります。
「陰の食材だから良い」「陽の食材だから良い」と決めつけるのではなく、どちらか一方に偏らず、ご自身に合ったバランスを見つけることが大切です。
毎日の食事も、体を整える大切な一歩。
妊娠を目指す体づくりでは、何か特別なものを取り入れるだけでなく、日々の食事や生活習慣を見直しながら、自分自身の体のバランスと向き合ってみましょう。

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