コウノトリ通信 Vol.26
こんにちは(*´∀`*)
漢方の一陽館薬局です。
春は、新学期・転勤・引越しなど・・・環境の変化が一番多い季節です。
仕事の上では何かと新しい環境に身をおかれることも。。。
季節の始まりに、からだを整えることは、一年を元気に過ごす為にも大切。
ストレスや疲労がたまりやすい時期なので、
ご主人様の体調のケアもしっかりしてあげてくださいね(*´∀`*)
今回は皆様からリクエストが多かった『男性の妊娠力アップ』について、お話させていただきます。
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■今回のテーマ 『男性の妊娠力を上げる養生』
妊娠・出産は、パートナーである男性の健康状態も影響します。
仕事のストレスや、疲労、不摂生などから、気づかないうちに体調不良になっていることも。
男性は、女性よりも食生活で体が変わりやすく結果があらわれやすいので、
食事で体をととのえる事は健康への近道。
たまにはしっかりと向き合い、体調管理をしてあげましょう。
男性の場合、すぐに精力増進を考えがちですが、
体質があわなければ効果的でないばかりか、
かえって逆効果になる場合もあります。
生命のエネルギーや生殖活動にはすべて『腎』に関わってきます。
これは男性も女性も同じこと。
漢方でいう『腎』とは生命力の源が宿る所で、
体の成長・発育・生殖・老化をコントロールしています。
『腎』の機能が低下すると、生命力が低下し、性欲減退、耳・骨・髪の老化、
むくみや冷えなどもおこりやすくなります。
精子の量や運動率など、男性の妊娠力アップにも『腎』のバランスが大切。
いくつかのタイプがありますが、
『腎』が弱まっている男性の場合、陽虚と陰虚の大きく二つに分かれます。
このどちらかのタイプに、
気虚・気滞・血虚・お血・湿熱・水滞などを合わせ持っている場合が多いです。
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●あなたのパートナーはどちらのタイプ?●
A
□どちらかというと寒がり
□足や腰に冷え感がある
□汗をかきにくい
□冷えると腹部や腰が痛む
□むくみやすい
□下痢しやすい
□興奮する事があまりない
B
□睡眠時間が少ない
□ほてりのぼせがある
□喉や口がよく乾く
□寝汗をかく
□午後に微熱が出る
□イライラしやすい
□皮膚が乾燥する
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Aのチェックが多かった方
→「陽虚」タイプ
『腎』のパワー不足、体を温める力そのものが弱っている状態。
いわゆる草食系と言われるタイプ。
原因は生まれ持った体質、加齢による老化、長期にわたる体を冷やす生活など、
寒がりで足や腰に冷え感があり、冷えると痛む、むくむなどの症状がみられます。
ストレスや疲労などで無理をすると、症状が悪化するので注意。
『腎』のパワーは眠っているあいだに蓄えられるので、休養と睡眠は十分に確保しましょう。
気功やヨガはオススメです。
《オススメ養生法》
・体をひやさないようにする(特に、腰、かかと、ひざ、足首、おなか)
・入浴はシャワーですまさず、できるだけ湯船につかる習慣を(だだし、長風呂は禁物)
・生モノや冷たいモノはなるべく避ける
・塩気の強いもの、水分、白砂糖の摂り過ぎには注意(甘味が欲しい場合は、黒砂糖かはちみつを)
《オススメ食材》
・鶏肉、牛肉、ラム肉
・豆類(いんげん豆、大豆、黒豆、)
・ニンニク、らっきょう、生姜、ねぎ、にら
・くるみ、栗、松の実、アーモンド、クコの実、なつめ
・ハーブやスパイス(ういきょう、シナモン、グローブ)
・えび、うなぎ、山芋、ハスの実、よもぎ
・。*・。*・。
Bのチェックが多かった方
→「陰虚」タイプ
『気・血・水』の『水(唾液・汗・尿・粘膜液・胃液など)』=体液が不足した状態。
体力があると思い込み、頑張り過ぎてしまうタイプ。
体液は精液のもとであるため、妊娠力には大きな影響があります。
熱が上に上がりやすいので、
体の熱感、目の乾燥、喉や口が乾き冷たいものが飲みたい、
皮膚の乾燥、寝汗、夕方の微熱、イライラしやすいなど、
全体的に更年期の症状とよく似ています。
原因は、睡眠不足、飲食による不摂生、ストレス、老化など。
何事にも頑張りすぎて、症状を悪化させている方も多いので、体のサインを素直に認めて、受け止めることが大切です。
気持ちをゆったりと、のんびり構えていきましょう。
激しい運動やサウナも、大量に汗をかく事でかえって不調を招きますので、疲れている時は控えましょう。
《オススメ養生法》
・夜更し、長時間のパソコンは控える
・過度のストレスによる精神的疲労や過労に注意
・汗をかきすぎない
・辛いもの、刺激の強いものを避ける
・タバコ、アルコールの過剰摂取はNG
《オススメ食材》
・魚介類(はまぐり、あわび、あさり、牡蠣、しじみ、ホタテ、イカなど)
・豚肉、鶏肉
・すっぽんなどの海洋性コラーゲン
・大豆製品(とうふ、豆乳)
・山芋、れんこん、里芋、アボカド、百合根、手羽先、きくらげ
・セロリ、せり、トマト、ゴーヤ、ほうれん草、ごぼう
・梨、柿、ぶどう、松の実、黒ゴマ、クコの実
※体に潤いを与える自然の甘味や酸味、平性や涼性の食材を使いましょう。
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