コウノトリ通信 Vol.15
こんにちはヽ(^0^)ノ
漢方の一陽館薬局です。
秋も深まり、冬への準備をする頃となって来ました。
草木は枯れ、虫たちは地下へ潜り、あらゆるものの生命活動が内にこもり、
気温の低下とともに体調を崩しやすくなります。
「冷えは万病のもと」といわれるように、
漢方でも、冷えることでツ黴「気」や「血」の循環が悪くなります。
本来備わっている免疫機能が衰えてしまうので、体を冷やさないように
常に意識していきましょう。
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◎二十四節気
(一年を春夏秋冬の四つに分け、それをさらに六つに分けて季節を表すもの)
11月7日 「立冬 りっとう」
冬が始まる日。 この日から立春の前日までが冬。
朝夕冷え込み、日中の陽射しも弱まってきて、冬が近いことを感じられる頃。
11月22日 「小雪 しょうせつ」
冷え込みも強くなり、寒い地域では雪も降り始める頃。
陽射しが弱くなり、紅葉が散り始め、イチョウや柑橘類は黄色く色づき始める。
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◆今月のテーマ 『冷え』
冷えは、抹消の血管が緊張し、血行が悪いために起こる症状で、
手足や腰など特定の部分だけ冷えるものと、全身の冷えがあります。
手足が冷たくてなかなか寝付けない、重ね着をしても体が温まらない人。
また、手足は冷たいのに顔がほてるという人もいます。
冷えは、
月経痛や月経不順、不妊、頭痛、肩こり、めまいなどの原因の一つになります。
体が冷えると腎臓のほか、
成長や生殖を司る生命エネルギーのもとである「腎」の働きが衰えると考えられています。
「腎」が弱まると老化現象にも繋がりますので、
「腎」を補うことは、アンチエイジングにもなります。
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チェックの数が多い所が、あなたのタイプです
(季節やその時の体調にもよりタイプが変化したり、
人によってはいくつかを合わせ持っている場合もあります)
●あなたはどのタイプ?●
A
□手足の先が冷える
□唇が青くなりやすい
□冷えのぼせがある
□しもやけやができやすい
□手足がしびれたり、ひきつる時がある
B
□下半身が冷える
□体が重だるい
□むくみやすい
□立ちくらみがする
□お腹がチャポチャポする
C
□お腹と手足が冷える
□下痢しやすい
□食欲がない時がある
□お腹がシクシク痛む
□胃腸が弱い
D
□全身に強い冷えがある
□トイレが近い
□元気が出ない
□疲れやすい
□むくみやすい
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Aのチェックが多かった方
→「血行不良」タイプ
血液の流れが悪い状態。
血液量も不足している場合もあります。
寒さの影響を受けやすく、
寒いとすぐに手足が冷たくなりやすいのが特徴です。
「血」を補う黒い食材(黒ゴマ、ひじきなど)と
赤い食材(にんじん、赤身肉など)を積極的に摂りましょう
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Bのチェックが多かった方
→「水たまり」タイプ
水分代謝が悪くなり、体に「水」が溜まった状態。
水は下半身に溜まりやすい為、下半身の冷えが強く、
体がむくみやすくなるのが特徴です。
水分の摂り過ぎに注意し、水分を溜め込む塩分も控えましょう。
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Cのチェックが多かった方
→「脾のエネルギー不足」タイプ
胃腸が弱って消化吸収を行う力が低下し、エネルギーが作りだせない状態。
体はそれほど冷えていなくても、
お腹はかなり冷えてしまっている事もあります。
このようなタイプの冷えは、胃腸を丈夫にすることが重要。
普段の食生活を見直してみましょう。
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Dのチェックが多かった方
→「腎のエネルギー不足」タイプ
腎臓の働きの他に、生命活動や生殖機能を司る「腎」の働きが弱まり、
体を温める力が不足してしまった状態。
もともと虚弱体質の人や、慢性的な病気を患っている人や、
加齢などでエネルギー不足になっている人にもみられます。
水分の過剰摂取を控え、入浴や半身浴などでしっかりと温まりましょう。
★彡:・:☆彡:・:★彡:
☆人の体は
上熱下寒(上半身には熱が、下半身には寒さが集まりやすい)になりやすいので、
基本的に頭寒足熱になるよう、特に下半身の冷えを防止する事が大切です。
締め付けの緩い靴下や、
足首ウォーマー、レッグウォーマーなどを上手に活用しましょう。
お腹が冷えやすい方は、腹巻も忘れずに。。。(*´▽`*)
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