『 肩こり 』
◆今月のテーマ 『 肩こり 』
長時間の同じ姿勢・運動不足・ストレス・目の疲れからなど、肩こりを起こす原因は様々。
漢方では、「気・血・水」の巡りが悪くなることにより生じると考えられています。
まずは、自分の肩こりの原因を知り「気・血・水」の滞りを改善して行きましょう。
※「気・血・水」とは・・・漢方では生命活動に必要な3要素とされています。
「気」は生命エネルギー。元気や気力の気。
「血」は体を潤し栄養を与える赤色の体液。
「水」は体を潤し栄養を与える無色の体液。
この3要素が体内をバランスよく巡ることで健康が保たれ、
どれかに過不足があったり流れが滞ったりすると、
からだの不調が起こるとされています。
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●あなたの肩こりはどのタイプ?●
A
□ 同じ姿勢でいることが多い
□ PCをよく使う
□ 頭痛がする
□ 風邪の症状がある
□ 目が疲れている
B
□ 肩全体が重だるい
□ むくみやすい
□ 胃の調子が良くない
□ 下痢しやすい
□ めまいがする
C
□ ストレスが多い
□ 良く眠れない
□ 食欲にムラがある
□ 便秘と下痢を繰り返す
□ 喉がつかえる感じがする
D
□ 刺すような痛みがある
□ 冷えやのぼせがある
□ シミやアザができやすい
□ 生理痛が強い
□ 目の下のクマが気になる
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Aのチェックが多かった方
→「急性タイプ」タイプ
目の疲れや同じ姿勢を続けることによりおこる、急性の肩こり。
外的要因でおきているので、ストレッチやマッサージでほぐしましょう。
また、風邪のひきはじめにもおこることもありますので、
まずはカラダを温かくして休養をとるようにしましょう。
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Bのチェックが多かった方
→「水滞タイプ」タイプ
胃腸の不調が原因で水分代謝が悪くなり、
カラダに余分な水分が溜まることでおきるタイプ。
脂っこいものや暴飲暴食を控え、適度な運動で水分代謝を高めるようにしましょう。
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Cのチェックが多かった方
→「気滞タイプ」タイプ
ストレスや疲労によって「気」の流れが滞るのが原因。
頭痛や憂鬱感を伴うこともあります。
血行の改善など、リッラクスしカラダの巡りを良くしていきましょう。
また、ストレスやイライラを溜め込まないようにすることも大切。
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Dのチェックが多かった方
→「瘀血タイプ」タイプ
いつも同じ姿勢が多かったり、冷えからおきる血行不良が原因。
頭痛や生理痛や肌トラブルなども起こりがちです。
まずは冷やさないよう気をつけ、デスクワークの方は定期的に手を休め、
首や肩を回すなどストレッチを心がけましょう。
瘀血体質の女性の方は、子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣腫瘍にもなりやすいので、
早めの体質改善が必要です。
どのタイプの方も「気・血・水」のバランスを整えて、巡りを良くすることがとても大事。
些細な習慣が原因になっていることもあるので、
姿勢や服装や食生活など日常生活もチェックしてみましょう。
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