「陰と陽」

 

漢方では、「陰陽論」という人間も含め自然界のあらゆるものは

「陰」と「陽」の二つに分けられるという考えがあります。

 

「陰」と「陽」は、相反する二つの性質を持っていますが、

どちらかの勢いが強くならないよう互いに一定のリズムで変化しながらバランスを取り合っています。

 

(例えば、天は「陽」、地は「陰」というように、

上と下、高と低、昼と夜、 男と女、熱と寒、明と暗、動と静、太陽と月、

外と内、春夏と秋冬、上半身と下半身、背部と腹部、交感神経と副交感神経など。)

 

この理論を人間に当てはめると、

体調が悪い時や病気の時のカラダは「陰」「陽」のどちらかに傾いた状態で、

健康な時は「陰」「陽」のバランスが取れている状態と言えます。

 

●「陰」の性質・・・実態がある物体(血)、停止、降下、外部、やわらかい、暗い、冷たい、湿気など。

●「陽」の性質・・・実態がないエネルギー(気)動き、上昇、内部、かたい、明るい、温かい、乾燥など。

 

食材にも、カラダを冷やす「陰」の食材、カラダを温める「陽」の食材があります。

妊娠に向けてカラダ作りをされている方は「陽」の食材を上手に取り入れて、冷えを予防しましょう!

体質や季節にもよりますので、カラダが「陰」に傾いるている時には「陽」のモノ、

「陽」に傾いているときには「陰」のモノを摂り、バランスを取ることが大切。

 

◇「陰」の食材の特性・・・冷やす、水分が多い、地上で真っ直ぐのびる、暑い季節や土地で育つもの。

☆「陰」の食材   ・・・ナス、トマト、馬肉、小麦、スイカ、バナナ、キウイ、バター、マーガリン、

マヨネーズ、白砂糖、コーヒー 、チョコレート、お菓子、パン、科学的に合成されたもの  など。

 

◇「陽」の食材の特性・・・温める、水分が少ない、地下で真っ直ぐのびる、寒い季節や土地で育つもの。

☆「陽」の食材   ・・・ 人参、ゴボウ、鶏肉、羊肉、赤身の肉、鮭、エビ、黒豆、納豆、

ザクロ、杏、さくらんぼ、桃、ショウガ、山椒、黒砂糖  など。

 

漢方薬を選ぶうえでも重要な要素となりますので、

服用するときには、自己判断せずに専門家に相談しましょう。

 

 

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