hCG値の上昇を期待して
着床しているが、hCG値が伸び悩んでいるということは初期に見受けられることも多いようです。
こればかりは、いろいろな条件が関わっているため、単純に結論づけることは難しいですね。
今日のお客さまは、「化学流産になるか持ち直すか予測はつかない」との診断を受け、一週間後に受診予定となっているとのご相談です。
今回の体外受精に向けて、漢方で加勢されて採卵の成果も上がり順調に移植に至りました。
30歳代後半、年齢的な不安もあり、黒珠は少し多めに服用されました。
hCG値はともかく、漢方では母体となるお体の状態に着目していきます。
少し動くと疲れやすい状態が続いており、立ちくらみも最近気になっておられるので、妊娠したことで維持するためにエネルギーが必要とされ、その不足が表われているのではないかと考えられます。
漢方には「補気薬」=元気・気力を補う薬、「補血薬」=血液・栄養を補う薬 など、妊娠維持を助ける処方があります。
より積極的に妊娠維持に必要な力を補うことができるのも漢方の役割です。
体のチカラを高めて、しっかりと体勢を整えていただきたいと願っています。
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