1. HOME
  2. AMH低値に対して、漢方でできること

AMH低値に対して、漢方でできること

40歳前後、検査でAMH値が低いことがわかったかたからのご相談が毎日数名寄せられます。
AMH値は、卵巣の余力、つまり卵子の残存数の指標とされることから、誰しも年齢が高くなるにつれ、減少し、値はゼロへと向かうのは仕方がありません。

もちろん個人差があり、なかには、30歳前後でもすでに閉経間近の値だったり、35歳を過ぎても極端に心配する状況でない場合もありますが、総じて40歳代は余裕はないことがうかがえます。

多くの場合、AMH値が低いことがわかったら、できるだけ早く体外受精(採卵)をすすめられるようです。

このような背景を受けて、漢方に助けを求められるのです。

たとえば、まだ結婚したばかりなのに、体外受精は現実的でない、とか、自然妊娠を希望しているとか、いったん体外受精を受けたが卵子の老化を理由に結果につながらない、とか...、生理周期も安定しており何も自覚症状もないのに気付かないうちに体の中では変化がおきていることに戸惑いのご様子で、お越しくださるのです。

不妊治療であれ、漢方であれ、不可能なことは卵子の数を増やす(新たな卵子を生み出す)ことです。
女性が生まれたときに体内に備蓄されている卵子は、再生や新生されることはなく、経時的に消費され減少し続けるのです。

限られた排卵数のなかで、どこかで妊娠することを目ざすのです。

漢方で期待できることは、体を元気にして卵巣の働きを回復することにより、卵子の質を高めることです。
これによりAMH値が回復する場合がありますが、この数値の回復は、「卵子のもと」が増えたからではなく、個々が元気になったからです。

また、不妊治療でうまくいかず行き詰まったため、漢方に過大な期待をし過ぎるかたがありますが、漢方で補うことができる範囲は、現時点でのお客さまの妊娠力の最大限までで、存在しない力を生み出すものではありません....というと、たったそれだけ?と期待外れだと感じられるかもしれませんが、よくよく考えてみていただくと、備わっている妊娠力の最大限を発揮するとは、日常的には極めて難しいことだと思います。

たとえば、全身のどこにも違和感や不調を感じることもなく、必要な栄養を過不足なく摂取し、代謝や自律神経が安定して稼働するのに必要な睡眠や生活リズムや情緒の安定、体力的にも精神的にも無理し過ぎることなく充実している....この状態が何年も続くとは、他者や社会とのかかわりのなかで達成することは、なかなか大変なことでしょう。
仕事や人間関係のストレスや疲労の回復や日々の生活に多くのエネルギーを消耗しながら、夫婦が互いに影響しながら、妊娠力を確保しているわけです。

ですから、現在までのさまざまな状況の積み重ねによる「今の状態」は、必ずしも持てる力のすべてではない可能性が高く、その部分に対して漢方で補うことができるのです。

だからこそ、漢方は、最後の砦ではなく、はじめの地固めとして必要な役割を担うと考えています。

できるだけ早く、「からだのちから」を呼び覚ましていただきたいと思います。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

  • 関連記事はございません。