40才からの妊娠力~私は妊娠できますか?(恵子さん41才)~
私の漢方相談は、7割くらいが40才代のお客さまです。
その多くの方が体外受精をされているか、過去に過酷な不妊治療をされてきました。第二子か第三子をご希望の方もあります。
その中で恵子さん(仮名)は、初回の漢方相談時に長女をご出産後2年が経っていました。
お子さまは元気に育っているのですが、恵子さんはとてもしんどそうです。
自然妊娠で、後期に妊娠中毒症が発現し入院して厳戒体制での出産だったそうです。
産後の回復にも時間がかかり、1年経った頃からは仕事にも復帰し、同時期から体外受精を始めました。
私のところにご相談くださったのは、今回の妊活での採卵1回目の分割胚の移植が陰性で、2回目の採卵の2週間前でした。
少しでも漢方薬が採卵に良い影響があれば、というご相談でした。
採卵予定日までの時間も限られていますから、卵子の育ちを助ける「腎」の働きを補う漢方薬を中心に服用開始されました。
恵子さんには仕事と育児、そして不妊治療も抱え、体力的にも限界で、いわゆる妊活の状態を終了しようかどうか、迷いながら体外受精を続けられていました。
漢方を服用すると、採卵日に向かってどんどん元気になっていきました。
体が楽になって、気力も上向きになりました。
「今回の体外受精が、もしうまくいかなかったとしても、私、妊娠できるような気がします!」
目前の体外受精で結果が得られない場合には、いったん漢方だけで体調の回復からやり直すという恵子さん。
きっとこの意気込みが納得できる成果をもたらすことと期待しています。
妊娠に向けて、必要なことにしっかりと取り組むことが大切だと思います。
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