40代の妊娠事情
40歳代の方からのご相談は、パターン化してまとめることができないほど個々人の状況が異なります。
不妊治療をしたくない方、体外受精が停滞してお困りの方、出来得る策はやり尽くしたという方、漢方を併用して不妊治療の成果を高めたい方、さらに、それぞれの詳細な状況や体質を考慮していくと、とても複雑です。
そもそもの生理周期や体力などに個人差がある上に、同じ歳でも、卵巣機能の状態は異なりますし、さらにパートナーの状態もそれぞれ異なります。
いずれのケースでも、共通して言えるのは、「急がねばならない」こと。
漢方では、今可能な100%の妊娠力を発揮することをめざします。
「今可能な100%」は、お一人おひとり異なりますが、今の妊娠力の100%でチャレンジすることが大切だと思います。
もしも、疲れが抜けないような状態、ストレスに雁字搦めの状態、無理ばかり重ねている状態······など、本来の妊娠力が発揮できないままで挑んでいるのであれば、まだまだ可能性を高める余地はあると思います。
もしかしたら、60%で全力だった数年若いときよりも、今のほうが良好な状態を目指せるかもしれない、と思います。
40歳代、特に、生理周期が短くなってきたら、排卵が早まってきたなら、経血量が減ってきたなら、できるだけ早く漢方で土台を補うことをおすすめしたいと思います。
40歳代に必要な装備を整え、慎重な見極めをもってチャレンジするときだと思います。
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