生理の量が少ない!?
今回の生理、量の少なさに、さすがに不安になりました····とご相談のお客さま。
採卵をめざし、排卵誘発剤「クロミッド」を10日間服用して迎えた生理です。
月経血の量や子宮内膜の厚さなど関係ない、と言われたというお声もきかれますが、率直に「こんなにも少なくて大丈夫?」と思うのは、無理もないことかもしれません。
これまでにも、何度も体外受精を受けてこられて、採卵できても子宮内膜が厚くならず移植はキャンセル、採卵に向けてホルモン剤で調整し、さらに刺激を延長増強して粘ってみたが、結局、採卵するに至らずキャンセル、ということがありました。
転院をしても、結局は状況変わらず。
なんだかんだで、”採卵”段階から進めずに時間が経ってしまいました。
漢方相談に訪れるかたには、ホルモン治療に伴う副反応や体外受精の過程で体調を崩して悩む人もおられます。
治療効果を得るには、「ホルモン刺激に反応できる状態」で受けることも大切だと思います。
漢方では、「補血」という考えにより、栄養血を増やす生薬や、「補腎」という考えから、造血機能を補う処方で月経血の回復をサポートします。
漢方は、どの時期でも、併用することも可能ですが、それでも「最後の砦」よりも「はじめの一歩」と考えて、何よりも早く体質改善に向かうほうが有利です。
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