2人目は不妊じゃない
なかなか授からず体外受精6回目が陰性判定だった後、
「自分は妊娠できないのかもしれない」
「赤ちゃんを授かることが許されないのかもしれない」
と大変落ち込み、悩まれたそうです。
とくに大きく体調を崩すこともなく生理も順調だったため、結婚すれば自然に妊娠すると思いながら過ごされていましたが、2年経っても妊娠する気配がなく、不妊治療を始められました。
焦りが強くなり一気に体外受精へと進みましたが、思うようにうまくいかなかったそうです。
最初から採卵しても2~3個で、1回の採卵から移植は1回できるかどうか、という状況が続き、
採卵しても卵子を獲得できない状態が続きこれ以上続けても、移植までも程遠く、ましてや妊娠するとなると気が遠くなるほど難しいと感じられ、不妊治療をやめることにされました。
ご夫婦でも何度も話し合い、これから先のことにもじっくり向き合い、”あきらめよう” と決意されたようです。
このタイミングでご友人が漢方で妊活中であることを聞かれ、一応興味本位で話を聞いてみようと起こしくださったのが初回のご相談でした。
年齢のわりにAMHが低く、心身ともに疲弊しきったご様子だったのが印象に残っています。
妊活というより、少しでも元気になりたいということから漢方を始めることになりました。
片道1時間半かけて、毎月ご来店になり、来られた時よりお帰りの際はお元気になっていただけるよう、いろんなお話しをしました。
前回お会いした時よりも元気になりました!
というお声をいただきながら、8か月目に自然妊娠となりました。
妊娠中も出産後も欠かさず漢方で体調維持を続けられる中で、
あらためて今回は2人目のご希望で、子宝漢方をスタート。
お二人目の妊娠が分かったのは、子宝漢方再開から3周期目でした。
「不妊じゃなかったね」と担当医も一緒に喜んでくださったようです。
今、とても大変な思いで頑張っておられる方もいらっしゃると思いますが、”あの時間は自分たちにとって必要な時間だった” と振り返ることが叶いますよう、また、しっかりと何が必要かの取捨選択を重ねられますよう、願っています。
思ったほどうまくいかない、とお悩みの方のお力になりたいと思っています。
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