2人目を希望するけど、ずっと体調がよくない場合
原因不明でも体調がすぐれない方はたくさんおられます。
第一子は悩みなく妊娠された方でも、第二子も同じようにはならない場合もありますし、妊娠しても初期流産になってしまうこともあります。
でも、原因不明。
年齢のせい、検査でわずかに基準から外れる、などを頼りに薬を飲んだり不妊治療を進めたりしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回ご相談いただいたお客さまも、前回の流産をきっかけに、血液が固まりやすい可能性があるとのことで、バイアスピリンを飲まれていますが、体調がすぐれないのです。体調不良の理由は、生理時の出血多量が考えられ、血液不足の症状として、立ちくらみ、軟便、不眠、だるさ、眠気、冷え、頭痛、など育児もままならない毎日だと言われます。
流産を機に開始された通院は、タイミング療法で半年経過したため、人工授精へステップアップしようということです。
ご相談をいただき、そもそもとして、第一子の「妊娠時」ではなく「出産または産後」の体調はどうだったかをお聞きしました。
妊娠後期に入り妊娠高血圧となり、出産では出血が多く、産後は体調がすぐれない期間が長かったとのこと。生理が再開しても、体がだるく頭痛やめまいが起こることもあったようです。
このようなケースでは、二人目不妊とか言う前に、一人目妊娠維持の体力不足がある中ギリギリで出産されたものの、体力を回復する力も弱いため、漢方でいう「血虚」=血液不足、「気虚」=維持するエネルギー不足のため体調が不安定で、妊娠は成立しても維持するための力が足りない状況が考えられます。
不妊だと悩むよりも、まずは妊娠を迎える体づくりにしっかり取り組み元気になることが最優先ですね。
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