質の良い卵子を育てるための採卵準備
採卵を控えている方には、「少しでも良い卵子を採りたい」と願っておられることでしょう。
「採卵に向けて何をしたらいいですか?」というご相談をよくいただきます。
採卵では採れた卵子の数と、妊娠につながる卵子の質が大切です。
卵子は採卵周期に入ってから作られ始めるものではなく、卵胞は、卵巣の中で数か月かかって発育するといわれます。
そういったことから考えれば、日頃の生活養生の積み重ねが反映されるものでもあるといえます。
採卵は治療のスタート地点ではなく、それまでの体づくりの結果が現れる場面でもあります。
採卵前の数か月をどう過ごしてこられたかによって、卵子の質や受精や胚発育にも差が出ることがあります。
そんなことは分かっている!
と思われるかもしれませんが、それでも大切なことですから丁寧に向き合ってみていただければと思います。
まず、十分な睡眠を確保すること。
睡眠中にはさまざまなホルモンの調整が行われています。
慢性的な睡眠不足は卵巣機能にも影響を与える可能性があります。
そして、栄養。
卵子の発育には欠かせません。
タンパク質、鉄、亜鉛などは細胞分裂やエネルギー産生に関わる重要な栄養素です。
極端な食事制限や偏食は、卵子を育てるための材料不足につながることがあります。
すべての基本である血流。
卵巣へ十分な血液が届かなければ、酸素や栄養も十分に運ばれません。
冷えや疲れ、過度なストレスは血流低下の一因となるため気になる方は積極的に対策しましょう。
漢方では、卵子の質を良くするには、「卵子を育てる環境」を整えることが大切だととらえます。
血流が滞る「瘀血」、栄養不足を示す「血虚」、エネルギー不足の「気虚」、水分代謝が乱れた「痰湿」など、お一人おひとりに必要な条件を整えながら、卵巣が本来の働きを発揮しやすい状態へ導くことをめざします。
採卵成功の秘訣は、睡眠・栄養・血流・体質改善というご自身の土台そのものにあるのではないでしょうか。




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