貧血の深い意味
貧血・・?
女性の多くは意識された経験があると思います。
生理で経血を排出する機能が備わっているため、貧血になりやすいのです。
漢方で貧血にあたる言葉として「血虚」があります。
血液検査で指摘される「鉄欠乏性貧血」も含めて、「体の隅々に栄養を届けるだけの血液量」や「妊娠を支えるために必要な血液量」が足りない状態をいいます。
「血虚」のサインは、立ちくらみやだるさ、生理のトラブルや体の冷え以外にもいろいろな症状にみられます。
たとえば、頭髪トラブル(抜け毛、コシやツヤがない、白髪など)や爪の異常(ツヤがない、割れたり欠けたりしやすい、表面のデコボコ感など)、目のトラブル(かすみ、視力低下、疲れやすい)、肌トラブル(かさつき、乾燥)、カカトやヒジの皮膚のゴワゴワ感、眠気、便秘、不眠、など・・・。
血虚とは「カラダの各所の栄養不足」でもあるのです。
つまり、子宮や卵巣、卵子も栄養不足による影響を受けます。
「栄養不足」は、鉄剤を服用すれば解決できるものではなく、やはり、食物からの栄養が効率よく体に取り込まれることも大切で、そういうことから血虚タイプには、胃腸虚弱を伴うことも多いのです。
しっかり食べて、きちんと栄養に変換される働きが必要なのですね。
また、睡眠不足や代謝を滞らせるストレスなど、無理をし過ぎると血液を消耗します。
美しさと健康の基本である「血」を充実して、体も心も満たしていきたいですね。

かわいいお客さま
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