補い過ぎが妊娠を妨げる?!

漢方には、「補」と「瀉」の基本があります。

体に対して、「補」は、働きや成分を高めたり加えたりする作用で、「瀉」は、過剰になっている働きを抑えたり、余剰な成分を排出したりする作用です。

たとえば、健康な体をつくるには、良質の栄養が必要ですが、満腹の状態で食事をとるばかりでは、胃腸で渋滞し、胃腸機能の低下から、便秘や肥満、さらには肌荒れや糖尿、高血圧などになってしまいます。つまり、栄養を取り込むには、「お腹が空く」ことが大切なのです。
胃腸機能に適した分量、胃腸虚弱なら働きを良くして、渋滞が起こらないようにすると快調になるわけです。

妊娠についても同様です。
卵子の質を高めるために、良さそうなサプリをたくさん服用しても、過剰になると逆効果です。
ストレスや疲労物質が満タンの場合には、まずは、めぐりを良くして、内臓が軽快に作動できるようにしてあげることが大切です。

「良くする」以前に、「良くなれる」土壌が必要なのです。

体の本来の力が発揮できないのは、何かが過剰で働きを妨害しているか、何かが不足して動く力がないか、どちらの場合もあります。長年の体質や生活によって少しずつ変化してバランスが保てなくなっているのです。

知らず知らずのうちに、身動きがとりづらい状態になり、息苦しい身体で もがいていませんか。

引いてみて、はじめて押す力が生まれる。ときどきで使い分けることが大切です。

漢方薬には「補剤」「瀉剤」という分類があり、身体のさまざまな過不足を調整しているのです。

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