肥満男性と精子力

“精子数は基準以上あるのに…”
“運動率は悪くないのに…”
という場合でも、精子の「質」や「遺伝子の安定性」という点では肥満が影響しているかもしれません。

なぜ、肥満で精子の質が落ちるのか、理由を簡単にまとめます。
●男性ホルモンの低下
脂肪細胞が多いと、男性ホルモン(テストステロン)が減少し、逆にエストロゲンが増えやすくなるため、精巣の働きが弱まりやすくなります。

●精巣の温度上昇
脂肪が増えると身体の熱がこもりやすくなり、精巣の温度が上がることで、精子形成がうまく進まなくなります。
※精子は体温より2〜3℃低い環境で最もよく作られます

●慢性炎症・酸化ストレス
内臓脂肪の増加は炎症物質の産生を高め、精子DNAにダメージを与える「酸化ストレス」が増加します。

このように、肥満はホルモン・温度・炎症という複数の条件から精子の質に悪影響を及ぼします。

男性が減量すれば精子の質は改善するのかについて、研究では、5〜10%の減量だけでも精子濃度・運動率の改善が見られたという報告があります。

また、運動は男性ホルモンを高める効果があるため、ウォーキング・軽い筋トレ・ストレッチなどは有効な対策です。
過度な激しい運動は逆効果になる場合があるので、
無理ない範囲の運動+バランスの良い食事が理想的です。

漢方的にみた肥満傾向の男性における体質的特徴をあげます。
●湿熱(しつねつ):胃腸に熱と湿気がこもるタイプ
●痰湿(たんしつ):水分代謝が滞り、重だるさが出るタイプ
●腎虚(じんきょ):精をつくる力が弱まっている状態

体質に合わせて漢方で整えると、精子の「量・質・遺伝子の安定性」のいずれも改善が期待できます。
体重のコントロールもしやすくなり、一挙両得ですね。

肥満は、生活習慣やストレス、体質の積み重ねで、誰にでも起こりうることです。

ただ、精子は約70〜90日で新しく作り替えられるため、今からの取り組みが3か月後の採卵やタイミングに影響してきます。

体質の傾向はお一人おひとり異なりますので、一陽館薬局では、しっかりお話をうかがった上でダイエット成功と精子力アップをサポートします。

妊娠への体づくりに近道はないかもしれません。
でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。

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