肥満と瘀血と妊娠
新緑に清々しさを感じる頃になりました。
薄着になると、ダイエット意識が高まりますが、妊娠にあたっては痩せすぎてはいけません。
しかしながら、肥満は妊娠しづらくなってしまいます。
肥満は、正常な身体機能を妨げます。
卵巣での卵子の発育も、排卵も、卵管での受精も、子宮での着床も、何事もスムーズにいかなくなってしまいます。
これは、妊娠に限ったことではなく、たとえば消化機能などもそうですね。
消化力を超えて食物を摂取し過ぎると、停滞して胃もたれや便秘や膨満感などが発生したりしますね。
妊娠においては、各臓器の働きだけでなく、血流がすべての段階の基本にありますから、循環が滞ると瘀血という状態になって、カラダ全体に”巡り”の停滞が起こってしまうのです。
瘀血は、イメージとしては、カラダがどんより曇って重だるいような感じになります。
体質的には、わりと頑丈な体質のかたも多く、がっしりした感じで、顔色も色黒か赤黒いタイプが特徴的です。
「ストレスでドカ食い」とか「カラダが重くて動くのがしんどい」など言っているかたは、おそらく快適ではない日々を認識されていることでしょう。
ですが、瘀血という病気はありません。
瘀血は、さまざまな病気の原因となるカラダの状態をいいます。
病気にかかって、治療したけれどスッキリしなかったり、治ったはずなのに再発したりしてしまう・・そういう状況になってはじめて「根本的に何が原因か・・?」と思ったりするものです。
治療すれば妊娠するはずなのに、できない理由・・?
日常の生活習慣にヒントはあるのではないか、と思います。
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