継続治療が前提の不妊治療でいいですか
年齢的に卵子の確保が最優先!
ということは納得できるところであり、
年齢的に妊娠率は高くない・・
ということも重々承知しているのですが・・
困っています、とのご相談です。
体外受精の場合、採卵から胚移植の進め方もクリニックによりまちまちで、一定数の凍結胚を確保するまでは採卵し続ける場合、難しい状況に悩まれるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
1回目の採卵では2個採卵されたうちの1個が凍結できましたが、その後の1年で凍結に至ったのは2個で、現時点では3個の凍結胚があります。
クリニックの規定数にはまだ届かず、今回8回目の採卵に向かっておられるそうですが、直近の数回はFSHが高めになっており育ちにくさを感じると言われます。
規定数までは程遠く、精神的にも限界を超えていると言われます。
このペースで採卵を続けたとしても移植できるまでには数年かかってしまい、仮に卵子が獲得できても妊娠率はより厳しい年齢になってしまわれること、FSH値が上昇傾向の中、今後の採卵のペースが不安定になる可能性もあり、その上で受精、凍結まで至るとなればさらに難しい状況となること、状況が厳しくなるほどホルモン剤や採卵のための薬剤が増えることが見込まれること、など、とてつもなく長く苦しい道のりとなることでしょう。
不妊治療は体外受精でも全員が妊娠できるものでもなく、年齢によっては10分の1にも届かないのが現実・・という中で、移植というスタートラインに立ってこそ結果判定にもたどり着くことができるのではないでしょうか。
もちろん、個々人にご事情が異なるので、薬にしても施術段階においてもgo/stopについても、お一人おひとりカスタマイズされるべきだと思います。
一陽館薬局では、卵子の質を高める、卵巣機能を補う、ばかりでなく子宮環境を整え着床できるように、妊娠維持へとつながるようにやるべきことに最適な「体づくり」のご提案をしながら寄り添ってまいります。
サプリメントで何とかなるという問題ではなく、お体そのものに元気になっていただき、大切にしていただきたいとの願いを込めて、心通い合うカウンセリングもセットでサポートしています。
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