絨毛膜下血腫から回復へ
こんにちは。
梅雨らしい空色に紫陽花の鮮やかさが映えますね。
さて、近年は不妊治療を経て妊娠されるケースが多くなっていますが、妊娠は新たな出発点であり、妊娠期間中をお元気に過ごされ、無事に出産をお迎え頂くことは、とても大切なことです。
特に妊娠初期には、流産しそうな兆候があったり、体調不良などで不安定になったりすることが多くなります。
安静にして薬を飲んで様子を見守る・・というのが一般的ですが、ごく初期では、投薬の対象にもならないケースもあります。
女性にしてみれば、この上なく不安な日々を過ごすこととなります・・・。
不妊治療や漢方を利用して妊娠される方の場合は、何かしらの不妊体質をお持ちの場合が多く、それが理由で妊娠しづらい状態があったわけですから、妊娠できた場合にも、その点は慎重にご対応頂く方がよいと思います。
個人差がありますので、一概には言えませんが、安定期まで大きなトラブルなく維持できれば、ひと安心かと思います。
44才のSさんは、36才のときに自然妊娠しましたが7週で流産し、その後妊娠しないため38才から不妊治療を経て41才で妊娠されました。
不妊治療のクリニックから産科へ移られてすぐから切迫流産の兆候があるため、安静にして過ごされていましたが、安定期に入る頃には出血があり、絨毛膜下血腫とのこと。
引き続き安静にして過ごす状態が続き、妊娠確定とともに止めていた漢方薬を頼りに服用再開し、絨毛膜下血腫の影響もな安胎薬を出産まで服用されました。
漢方には、妊娠中の体調維持に服用して頂ける処方がいろいろあります。
妊娠されるまでの期間は大変ですが、妊娠してからの体調管理はより慎重になります。
体質や状況に応じて必要なケアをきちんとしていくことも大切なことですので、ご相談いただきたいと思います。
この記事へのコメントはありません。