簡単に言わないで「年齢とともに流産率は上がります」
「妊娠してました」
とお知らせいただき、テンションが上がる私に対して、当人のお客さまはなんだか少し元気がない様子です。
陽性判定の結果を告げられ、ホッとしたのも束の間、「年齢とともに流産率は上がります」と添えられました。
「そんなこと、わかっています!」と切り返す気力もなく、なぜこのタイミングで言われなきゃならないのか・・と悲しくなってしまいました。
妊活をしている方、妊娠を望んでいる方にとって、「年齢」という動かし難い条件はとても重く感じられます。
そこには数字だけでは語れない思い ”=心” の存在があります。
年齢によって妊娠の可能性が変わってくることは、医学的に事実です。
でも、それを「事実ですから」とだけ言われてしまうと、心が置き去りになります。
もっともつらいのは、その言葉が「仕方がないですよね」とあきらめのように響いてしまう時、希望まで遠ざけられたような気持ちになることではないでしょうか。
漢方の視点から「流産しない体づくり」を見てみましょう。
漢方では、妊娠を維持する力を「腎」「気」「血」のバランスでとらえます。
年齢とともに “生命エネルギーの貯蔵庫”である「腎」の力 が弱まることが、妊娠力や妊娠の維持力の低下に関係すると考えます。
◎「腎」を補う(腎精を養う)
漢方では「補腎作用」を主体に、妊娠や赤ちゃんの発育の基礎となる土台を整えます。
◎「血」を養う(環境を整える)
漢方では「補血作用」「駆瘀血作用」の両輪で不足や滞りの解消により、育つ土壌をケアします。
◎「気」を補う(妊娠を支えるエネルギーをチャージ)
漢方では、「補気作用」により、着床維持・妊娠の維持力を補います。
年齢の数字に振り回されそうになる日もあるかもしれませんが、今すぐにでもご自身でできることはたくさんあります。
少しずつ、でも確実に、妊娠を支えられる体へと近づくことが、漢方の役目です。
一陽館薬局では「妊娠の可能性がある限り、私はあきらめない」という方を妊娠までも、出産までも寄り添いながら歩んでいきます。
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