第2子 自然妊娠のチャンス
第2子を希望されているSさんは、
第1子は結婚6年目の体外受精1回目での妊娠でした。
まだ、育休中ですが第2子妊娠に向けて、カラダを整えたいとのご相談です。
振り返ると第1子妊娠前は仕事でストレスと時間に追われる日々でしたが、
好きな仕事でもあり、性格的にも仕事モードになると我を忘れてしまうタイプということも自覚されています。
第1子治療時の不妊検査では、ご夫婦ともに原因はなく、「理由はわからないけれど精子と卵子が出会えていないのだろう」と説明を受けて体外受精をすることとなりました。
このようなケースでは、
何年もの仕事での無理が重なり卵巣機能が低下するほど「腎精」が低下している場合があります。
本来はもっと元気なはずなのに体力気力に余裕がないため、本来の妊娠力が発揮できなくなってしまっている可能性も考えられます。
慢性的な疲れやストレスは、血流にも悪影響となりますし、精神面の緊張状態は子宮環境にもデメリットを及ぼすと想定されます。
今の生活は、過酷な仕事を離れていることで、心身に余裕が生まれて落ち着いておられ、育児は大変でもむしろお元気になられたと感じておられることもあり、「今こそ自然妊娠のチャンス」と漢方でのサポートを期待されています。
漢方の現場では、ときどき科学では理解されない現実が起こります。
でも、それは奇跡ではなく、もっとも着実に歩みを重ねた必然的な結果だと思います。
なぜなら、ご自身の体そのものが変わったからです。
生理痛なんて妊娠に関係ない、冷え性でも、毎日イライラが収まらない生活でも関係ない、・・かもしれません。
ですが、私たちはほんの少しでも現状より授かりやすくなるなら、そこに目を向けて整えていきます。
途方に暮れるかたに一筋の光が見える、その一瞬を共有したいと願っています。
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