第二子を授かるためにチェックしておきたいこと ~ケース2~
前回に続き、「第2子だから」注意してみたいことについてご紹介したいと思います。
今回は、もともと生理不順のSさんのケースです。
第1子妊娠前から生理不順で生理周期は50日~80日。
自然体で授かることを考えていたため不妊治療は望まず、妊娠までに3年かかったそうです。
自然妊娠で、妊娠中も特にトラブルはなく出産されましたが、産後の生理は、また不順に・・・。
近隣に不妊専門クリニックがなく、幼いお子さまを連れて片道2時間の通院は現実的でなく、できれば自然妊娠で授かりたいということでした。
出産後は、疲れやすく、生理周期は35~45日。
生理不順といってもお一人目の妊娠前より、少しスムーズです。
不順の原因を読み取るため、基礎体温をつけていただくことにしました。
おそらく、多嚢胞性卵巣(PCOS)傾向ではないか、と見受けられたため、漢方薬を調整していきました。
漢方薬を飲み始めると、1ヶ月でずいぶん体力的に楽になられ、生理周期も徐々に30日程度に安定していきました。
6ヶ月後には、自然妊娠されました。
出産により、体質的な瘀血が改善されることが多いですが、生理が復活するにつれて、また少しずつ、以前の瘀血が派生してくるため、産後の早い時期から対処していくことが、第2子をスムーズに授かるポイントですね。
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