着床から流産への時間
待ちに待った着床。
でも、すべてが順調に妊娠に至り、出産にたどり着くわけではありません。
陽性判定の喜びもつかの間、週を追っての診察で直面する現実に、心穏やかではいられない場合もあります。
特に、体外受精の場合には、受精状態から、判定日で着床の確認、発育状態を確認しながら心拍確認まで、いくつものポイントでお腹の中の様子が確認されますので、治療専門病院を卒業するまでの間は、この上ない緊張感が続きます。自然妊娠では気づかずに過ごす変化も確実に把握できてしまう分、不安を感じるきっかけも多くなるのだと思います。
残念ながら、不妊治療専門病院を卒業するまでに流産となってしまった場合には、どうなるでしょう。
精神的なショックはもちろん、身体的にも負担となってしまうケースもあります。
「妊娠できたんだから次こそは」という気持ちと「また同じような結果になったらどうしよう」という気持ちの板挟みになって過ごす期間こそ、漢方薬の出番だと思います。
心身の休養と回復が漢方の役割です。
人に話して聞いてもらうことで心が軽くなることもあります。
一陽館には、体の回復と心の充電にお越しくださるかたも多く、ご相談を重ねるごとに少しずつお元気になっていただいています。
今できることを一緒に考えてまいりましょう。
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