生理痛がひどいと思ったら・・。
自然妊娠を希望しているのですが、今のところ妊娠に至らず、漢方の力を借りたいと思っています・・。
ご相談いただいたお客さまは、20歳代で、結婚して半年も経っていないこともあり、不妊治療は考えていないとのことです。
ご夫婦ともに健康に不安はない、ということですが、
1つ、お困りのことを挙げれば、とにかく生理痛がひどい、PMSもひどい、1ヶ月の1/3(10日間ほど)は生理が近づくことを意識して憂鬱になるし、近づくにつれ、気分の浮き沈みが激しくなり、頭痛や腹痛が始まり、生理3日目までは痛み止めも効かない腹痛と吐き気で寝込んでしまう、という状況。
生理痛やPMSのせいで妊娠するかどうかが決まるわけではありませんが、ホルモンバランスや血の状態が関わるという点から考えれば、こんなにも「大変な生理」は、改善するメリットは大きいと思います。
生理痛といえば、漢方ではまず「瘀血」という体質が挙げられます。
瘀血は、シンプルにいえば血行が悪い状態のこと。
さらにホルモンバランスにも波及して生理に伴う不調が現れていると考えられます。
どのような経過があって瘀血が定着してこられたのかを、ご相談の中で生活の中から見つけていくと同時に対応する漢方で巡りを整えていきます。
それと並行して、日常生活に支障をきたすほどの生理痛がある場合は、医学的な面でも子宮内膜症や卵管閉塞など婦人科系の病気や妊娠を妨げる病態がないか、などの検査も受けておかれるとよいと思います。
生理痛がひどくても、子宮内膜症でも、卵管閉塞でも卵巣チョコレート嚢胞でも、婦人科系の病症については「病気」という受け止め方をしていない人も見受けられますが、生理周期の時期によっては普段通りの生活ができない時点で問題として受け止めて、対策を始められることが大切だと思います。
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