生理を知れば、妊活はもっと楽になる
揺れる春・・・ようやくカラダにも馴染んできたかしら?と思うこの頃ですが、年度初めで、異動や引っ越しなどがあったかたは、まだまだ緊張の連続かもしれませんね。
妊活ということで、不妊治療をされたり、食事や運動などに取り組まれたりするかたもいらっしゃると思いますが、ご自身の体質を知った上でそれに見合った取り組みをされると効果的だと思います。
妊娠に必要な体質として注目すべきは、生理の状態です。
規則性をもってやってくる生理ですが、ご相談時にうかがうと、良くない状態に気づかないまま、やり過ごしているかたが多いように思います。
生理の状態が子宮内環境の現れとも言える要件を含んでいますので、とくに、妊娠をめざすかたにとっては、生理周期や経血や体調変化をチェックすることで、妊娠(着床)しやすさの参考にしていただけます。
卵子の状態が悪くないのに着床しない、初期流産を繰り返す、などは、一定基準の検査で異常がないなら、着床環境の見直しを検討されてもいいかもしれません。
着床して育つには、必要なホルモン分泌量、適度な子宮内膜の厚さ、良質な子宮内膜が求められます。
ホルモン量については、少々の不足はホルモン剤で補充することも可能ですが、新鮮で良質な子宮内膜をつくることは治療のすべはありません。
私どもでは、良質な子宮内膜のもととなる血液から、新鮮さやスムーズな循環にしていくことが大切であると考えています。
そしてそれは、単に血液サラサラ成分を補給するということではなく、体質として根付いた深層の滞りから改善することを意味します。
つまり、生理の状態を知ることが、妊娠に必要なことに気づくことにつながるのです。
必要なことがわかれば、対策も見通しが立ちます。
経血の色、量、月経日数、生理痛の有無、などの情報だけでも体質によって全然違うように、妊活として必要なことも人それぞれです。
的外れなことでは遠回りになりかねません。
自身を知ることが、ベストな選択への一歩ですね。
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